「出れない、だと・・・」
「うそだろ・・・」
俺達は今、真っ白な空間にいる。いや、閉じ込められている。
唐突にここにエピックと一緒に飛ばされて・・・で、目の前にあった扉は何をしても開かない。俺の攻撃でもエピックの最大威力のブラスターでも壊れない。しかも扉はここ以外どこにもないと来た。
うん・・・どうしよう?これ終わったのでは?え、一生このまま?いや、まさかな・・・
俺もエピックも不安になってくる。
『はいはいどーもー!』
「ゥワビッッッッッッックリしたぁ!!」
「なになになに誰だよbruh!?」
『あ、どーもぉ〜天の声と申すものです〜』
「は、はぁ・・・」
何だこいつ急に現れて・・・いや、声だけだけど。
『ここは「○○しないと出られない部屋」ってとこですぅ〜♪とりあえず指示はそこの紙にあるんでその内容をクリアして出てくださぁ〜い♪なんかあったら呼んでねそれじゃ☆』
「・・・なんか、すっげぇ適当だな」
「そうだな・・・」
で、指示の紙、か・・・
あ、あった。あの机の上のかな。
「えーとなになに・・・」
「・・・」
「ポッキーゲーム・・・?」
「bruh知らないのか?」
「うん知らない」
「あ〜……そうか・・・んじゃやるときに・・・」
「わかった」
なんか心無しかエピックが気まずそうな。。。
『あっ、そうそう!』
「フヒャァッ!?」
「おどかすなよbruh!!!」
『ごめんごめんw一つ言い忘れてたことあったけどなにか物を出してくれ〜って願ったら出てくるからそこんとこよろしく〜』
「どういうことだよ?」
『そうだねぇ例えば・・・クロス君、「タンスが欲しい」って思ってみて』
「え?あぁうん・・・」
ポンッ!
「!?」
「ええ!?」
『ねっ、タンス出てきたでしょ?』
「何だこの部屋・・・」
「え、じゃあポッキーないのもこれで出すってことか?」
『そゆことそゆこと』
「あ、言われてみれば確かにポッキーないな」
『んじゃぁあとは頑張ってねぇ〜♪』
「消えた・・・のか?」
「・・・まぁ、とりあえずポッキーゲームやっていこうぜ」
「そうだなbruh・・・」
「で、ポッキーゲームのやり方って?」
「ポッキーって両端あるだろ?」
「うん」
「かたいっぽを一人が、もう片方をもう一人がくわえてそのまま食べ進めるゲーム。そんで多く食べ進めたほうが勝ち、あと途中でポッキー折ったらその時点で負け」
「なるほど」
ん?待ってそれだと・・・
「え、これ最後キs
「///・・・始めるぞ」
俺の言葉を遮り、エピックがいつの間に出したのか、ポッキーを袋から出してくわえる。
「ん」
と出されたので、俺もくわえる。
・・・ようとしたが身長が・・・届いてない・・・
(私の中のクロス君は165・エピは150なんですお願い許してください)←唐突に入る主ですが気にしないで
エピックもつま先立ちをしてはいるが本当にぎりぎり届かない。
そうだ、なんか座るもの・・・どうせならソファとか・・・
ポンッ
あ、出てきた。
「エピック、ソファ座ってやろ?」
「ん」(首を縦に振る)
そう言ってソファに座る。
エピックはソファに膝立ちして俺と向かい合う。
「んっ」
早く始めよう、と言わんばかりにエピックは催促するが眺めが最高すぎるもう少し堪能させてくれ。
「んーんー!!」
少し眺めていると流石にエピックが怒ってきたので始めてやる。
「ん」
「・・・!///」
サクサク・・・
二人とも無言だからか、それとも緊張からか、いつもより音が響いて聞こえる。
エピックは照れていた割にかなり食べるスピードが速くて、すぐに半分以上食べてしまった。
この時点で俺の負けだが最後までしよう。このままちゃんと進めばエピックとキスできそうだし。
チュッ……
とりあえず最後まで食べたけど・・・どうせなら・・・
「んん!?……ふ・・・///んぅっ・・・///」
「・・・ん」
「んふ・・・///んぅ///んんッ・・・」
「ふ・・・ぅ」
「ふぅ///ぅん・・・♡んんん゛ッ・・・!♡」
「う、んぅっ・・・///」
「ハァ、ハーッ♡ハー・・・h、///heh……俺の、勝ち、ッだな・・・?///bruh・・・///」
やっべ〜〜〜ぇ・・・かわいい・・・ダメだこれ、我慢できねぇ・・・
「・・・エピック、襲っても、いい?」
「はぁ?・・・やだよ///」
ポンッ
あれ、ベッドが出てきた?俺別にそんなの思ってないし・・・
「エピック?」
「ッ・・・! ・・・ったく、もう……好きにしろよ・・・」
「・・・フフッ、ありがと、エピック」
コメント
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いやぁ、可愛いっすねぇ( ´>▽<` )ゞ 【あと、うちの作品見てくれてありがとうございます!!!!!】
よし。とりあえずハート100にしといたわ