テラーノベル
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冬編やばいですね…🕳️💡仲直りしろ…
・🕳️💡
・にょたゆり(先天性でみんなTSしてる世界線)
・モブ出てくる
・めっちゃ長いです!(6000文字以上)
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「ひかり〜!!おまたせ〜!!」
「はぁ…」
授業が終わり日も沈みかけている頃、光は黒井と一緒に帰るために教室で一人待っていた。
黒井は用事があり、「ちょっと待ってて!」と言われ教室を飛び出した訳だが、その用事は部活などでは無く、光は何があったのかあらかた予想が付いていた。
「…?ひかり、どうしたの???」
「黒井……あんたまた告白されたでしょ…」
そう、黒井の用事とは男子に呼び出されて告白を受けた事だった。
なんで告白だったのか分かるのかと言われれば、割と早めに用事が終わったことや、黒井の雰囲気がいつもと少し違うことが主な理由である。
告白をされた後の黒井はなんというか、少しだけ嬉しそうというか、嬉しそうだけど困った、という雰囲気が出まくっているのだ。
「えー?!なんで分かるの?!またばれた〜!!!やっぱりひかりってエスパーなの?!」
「いや違うから…あんた分かりやすいの」
「というか、告白されたの何回目だよ?」
「え〜…分かんない!10回はされてると思う!」
「やば……モテモテじゃん」
黒井が告白されたのは何も今回が初めてじゃない。本人も言ってるようにもう数えられないくらいされているのである。
たしかに黒井がモテる理由はたくさんある。
黒井は第一に顔が良いし、性格も明るくて…ノリが良い所もあるな…少し天然というか抜けてる所も庇護欲を掻き立てられるんだろう。こんな感じであげたらキリがない。
だからと言ってこれだけ告白されるのは意味が分からないのだが、それよりももっと意味が分からないことがある。
「で?okしたの?」
「いや?断った」
「また?なんで?」
黒井は今まで告白をokしたことが無い。単純にそういうのに興味が無いのかと思ったが、告白されること自体は割と嬉しそうにしている。それなのに何故か全部断るのだ。
「というか、誰に告白されたの?」
「えっとね〜隣のクラスの〇〇って人!」
「え、〇〇?」
「うん、ひかり知ってるの?」
「いや…知ってるっていうか…あいつってめっちゃイケメンだがなんだかで、女子にモテモテなんじゃ無かったっけ?」
「そうなの?全然知らなかった!あ〜でも、たしかにイケメンだったかも」
「すごいなお前…なんで断ったの?」
「だってあんまり知らないし…」
「あ〜まぁ…そっか…」
「黒井、告白されたこと、あんま言いふらすなよ。」
「なんで?」
「逆恨みされるぞ、多分…」
黒井の行動がよく分からない。イケメンに対して、「イケメンだよね!」とかわざわざ言ってくるくせに、肝心のイケメンからの告白は断るのか。恋愛においてはあまりそこを気にするタイプじゃ無いとか?
「というか、黒井って一回も告白受けた事無いよな、なんで?別に彼氏欲しいとか思ってないとか?」
「え〜、いや…恋人は欲しいっちゃ欲しいよ…」
「じゃあ…なんで?」
「え〜…あんま他の人に言わないでね…」
「…?うん…」
本人に聞いたほうが早いなと思い、疑問を口にしてみると、黒井はもじもじしながら話しはじめた。
「実はさ、ずっと…その…好きな人いて…」
「え、は???」
「あんた好きな人いんの!?」
「ちょ…!声大っきい!!」
「あぁ…ごめん…」
驚いた。こいつの好きな人の話なんて今まで聞いたことも無かったから。
「誰…?」
「え〜秘密だよ〜…!」
「そっか…」
まぁ、そっか。こんなにモテるんだから好きな人くらいこいつにも居るか。
「も〜この話忘れて!帰ろ!ひかり!」
「あ、あぁ…」
忘れてと言われたが、しばらくはその事が頭から離れなかった。
黒井の好きな人、どんな人なんだろう…
応援したいとは思う。だって、黒井のあの反応とか、ずっとって言ってる当たり、ちゃんと好きなんだなって言うのが伝わるから。
でも、もしも…その恋が、叶ったら?
私は、黒井の友達で…そこそこ仲が良いと思ってる。でも所詮は友達だ。
友達よりも恋人を優先するのは当たり前で、そうあるべきだって思ってる。
だから、黒井に恋人が出来たら、こうやって一緒に話しながら帰ることも無くなるし、昼飯を一緒に食べることも無くなる。
「ひかり〜?ぼーっとしてるけど、大丈夫?」
「え?あぁ…大丈夫」
「そっか!それでさ〜……」
こんな事思う友達なんて最低だって分かってるけど
まだ、もう少しだけ、黒井の恋が実らなければいいなと思ってしまった。
______
「…はぁ…私、馬鹿だな…」
あの日からずっと黒井の好きな人について考えている。
美里とか平とか、黒井と仲良い奴はいっぱい居るし、そういう奴の誰かかなって思ったけど、特にこいつが黒井の好きな人なんだろうなって思うやつは居なかった。というかそもそも私と居る時間が長くてあんまり他の人と関わってないけど。
黒井の好きな人、どんな奴なんだろうか。
この疑問が恋バナ特有の友達を冷やかすノリのやつだったら良かったんだろうけど、多分、そうじゃない。
私は黒井にどうなって欲しいんだろう。
あいつの恋は応援したい。友達として。
でも、あいつに他に優先するものが出来て、私と居る時間が減ってしまうのはすごく嫌だ。
あ〜最低だな私…応援したいとか言っときながら、自分勝手な事を考えている。でもこれは事実だ。この気持ちは折り合いを付けなきゃいけない。あいつの恋を真っ直ぐ応援出来るように…
「多々ちゃん!聞いてる!?」
「えっ、あぁ…ごめん、ぼーっとして、て…えっと…」
「な、なんか…用…ですか…?」
ぐるぐると思考していたらいつの間にか誰かから話かけられていたらしい。
同じクラスの奴かなって思ったけど、相手は全然知らないやつだった。いや…どこかでちょっと見たことある気もする…?というか最初めちゃくちゃタメ口で話してしまった。
「多々ちゃん、今日の放課後開いてる?」
「えっ…空いてはいますけど…えっと…あなたは…」
「あぁ…俺、同じ学年の…」
「あぁ…」
思い出した。この人とはちょっとだけ話した事あったかも知れない。というか多々ちゃんって呼ばれるのすごい違和感…
「今日の放課後、ちょっと渡り廊下に来てくれない?」
「え?えっと…分かった…」
「ありがと!それじゃ!」
「あ、あぁ…また…」
こっちが手を振り返す暇も無く相手は去っていった。
…なんとなくこの後何が起きるかは予想が付く。でも、ほんとうにそんな事あるのだろうか。あの人とはほとんど接点が無いし。
また考える事が増えたな、と思いながら放課後を待った。
「……」
______
それから特に何事も無く放課後になり、渡り廊下まで向かった。
「あ、えっと…」
「お!多々ちゃん!来てくれてありがとう!」
相手はもう既に待っていて、こっちに気づくなり駆け寄ってきた。
これから起こる事を予想して身構える。
「うん…それで何か私に用事…?」
「うん!その…多々ちゃん!」
「俺と、付き合ってください!」
予想が的中した。でも驚きを隠せない。
なぜ私?ほとんど喋ったこと無い奴の何処を好きになったのだろう。一目惚れ…とかあるけど、そもそも私はそんなに容姿が良いわけでも無いし、性格も明るくない。一目惚れする要素が無い。
一体いつ、どこを好きになったのだろう。
しかし、そうやって考えて居てもしょうがないので返事をどうするか考える。
正直、悪くない奴だと思う。あんま話したことないから分かんないけど。
それに、今この人と付き合ったら私にとってはものすごく好都合だ。
私にも優先するものが出来る。つまり、この人と付き合えば黒井の恋を真っ直ぐ応援することが出来るのだ。黒井の好きな奴がこいつとかだったら論外だけど、流石に無いだろう。
少し、利用してる気がして申し訳ないが、そもそもokすればこの人の気持ちを無下にしなくて済む。どちらにとっても良いことだろう。
自分の中で考えをまとめた私は相手に返事をする。
「えっと…よろしくお願いします…」
そう言って頭を下げた。相手の次の言葉を待った。
「……?」
相手から一向に返事が来ない。何でだろう。
そう思って顔をあげて見ると、目の前の人物はこちらを笑いながら見てる。
……なんだろう。すごく、嫌な予感がした。
「うぇ〜い!!ドッキリ大成功〜!!!」
廊下の死角から2人くらいの男子が出てくる。思わずびっくりして光ってしまう。
「いや〜ごめんね多々ちゃん!wこいつがゲームで負けたから罰ゲームしててw」
「いや〜お前演技うますぎ!!本気で好きなのかと思ったわw 」
「なわけないだろ!wごめんね〜そういう事で!許して!君とは付き合えない!」
あぁ、やっぱり。そんなもんだと思った。どこで好きになったのかとか分かんなかったし。…まぁ、さっきまで騙されてた時点でこんな事言っても負け惜しみにしかならないのだろうけど。
別に振られたのはそんなに気にしてない。こいつのことそんなに知らないし。
ただ、自分が罰ゲームに利用されたこと、罰ゲームに使ってもいい奴だと思われてた事に、少し胸が痛くなった。
…帰ろう。何も言わずにこのままスっと居なくなってしまおう。
隠れてた奴の手にスマホが握られてるから、ワンチャン動画とか撮られてたかも知れないけど。まぁ、あいつらにネタにされるくらいどうってことは無い。金輪際関わる気も無いし。もし仮にあいつらがSNSで動画をあげたりした所で叩かれるのはあいつらだし。私には何も関係ない。
だから、このまま帰れば良い。私には何も被害が及ばない。
そう思って振り返った瞬間、誰かにぶつかった。
「わ…すみま…」
謝ろうとした瞬間、抱きつかれたと同時に後ろの方から声が聞こえてきた。
「うわぁぁぁ?!?!なになに?!?!」
「吸い込まれる〜?!?!」
……吸い込まれる?
その言葉で瞬時に察した私は今目の前にいる奴の顔を見る。
…黒井だ。
黒井が、ブラックホールであいつらの事を吸おうとしていた。
「ちょ、は?黒井?」
「……」
「ちょ、黒井!やめろ馬鹿!!一旦落ち着け!!!」
「ひかり」
「うわぁ急に落ち着くな」
声をかければ黒井はブラックホールを止めてくれた。遠くからあいつらの恐怖やら安堵やらが聞こえる。殺人をせずに済んだことにホッとしていると、黒井が口を開いた。
「なんで止めるの?ひかり、あいつら、ひかりのこと利用してばかにしたんだよ?」
「黒井…」
「ひかりにひどいことしたんだよ?ひかりのこと傷つけたんだよ?吸い込むくらいがちょうどいい罰じゃない?」
「ちょ、黒井落ち着け…私は大丈夫だから…」
「でも…」
「でもじゃない、ほんとに大丈夫だから…そもそもなんで私よりお前の方が怒ってるんだよ…」
「だ、だってぇ〜…泣」
「え、は?」
黒井を説得していると突然黒井がぼろぼろと泣きだした。怒ったり泣いたり忙しいな…
「どうしたんだよ急に…」
「だってぇ〜!!泣」
「私の方が先にひかりのこと好きだったんだもん!!!!」
「………はぁ???」
「私の方が、先にひかりのこと好きでぇ…私の方があんな奴よりもひかりのこと大好きだし…ひかりのこと一番知ってるのは私なんだよ…?」
「ちょ…え?」
「そりゃ告白するの悩んでやらなかった私も悪いよ?だって同性だから、ひかり嫌かなって思ったし…だから、ひかりが良いならあいつと付き合うの、許そうって思ったし、応援しようって!」
「……」
「でも、ひかりは良いって言ったけど、あいつはそのひかりの気持ちを無下にしたんだよ?!ほんとうに許せない!!!ひかりがどんな気持ちでおっけーしたと思ってるの!!」
「いや、私の気持ちを勝手に代弁するな」
「ね!だからさ、ひかり、」
「消していい?この手で。」
「魔王?」
「いや、だめ、消すな。」
「えぇ〜なんで〜!」
「普通に考えて色々とやばいだろ…私は本当に良いから…もうあいつらのこと許したって事で良いからさ…」
「む〜〜…分かったよ…ひかりが許すなら消すのは辞める」
とりあえず丸く収まったことに安堵する。というか、そんなことよりも。
こいつの好きな奴って私かよ…
「ま、マサちゃん!」
「ん?何?」
衝撃の事実を噛み締めて居ると、さっき罰ゲームで告白してきたやつがこちらにやって来た。
さっきまであいつらは何かぼそぼそと喋ってたし、そこそこ距離があったので今までのこちらの会話は聞かれていないだろう。それを分かってか黒井もいつもと同じようなテンションで話してる。…ちょっと怖いけど。
「俺…俺、マサちゃんのことずっと好きでした!これは罰ゲームじゃない!俺と付き合ってください!」
…こいつ、まじか。
あ〜なんでこいつが私を罰ゲームに利用したか分かった。好きな奴の近くにいつもいる奴。しかも気弱そうな陰キャ。適当に相手を探してたあいつにはめちゃくちゃ好都合だったみたいだ。
そんなにモテるのかよ黒井…とまたちょっと傷ついていたら、黒井の周りにただならぬ気配が出始めた。あ、これはまずい。
「は?無理。キモい。」
「…え?」
あ〜ほら、ね。
「あんたどの面下げて言ってんの?ひかりのこと傷つけといてなんでそんなこと言えるの?というか私のこと好きだったんなら罰ゲームでも何でも良いから私の方に告白してこいよまぁどっちみちあんたみたいな奴の告白なんて絶対断るけどね、ひかりがどんな気持ちで告白受けたと思ってんの?分かんないだろうね罰ゲームだからって笑ってられるような奴には、ほんとふざけないで欲しいんだけど、金輪際関わらないで欲しいし私の視界に入らないで欲しいもちろんひかりの視界にもね、自分がしたことちゃんと反省した方が良いよ?まぁ反省しても許さないけどね、ひかりは優しいからあんたのこと許してくれたけど私は許してないからね?いつでもあんたのこととか消せるんだからね分かってる?」
「黒井ステイ、一旦ステイ」
「む…」
思わず黒井の口を塞ぐ。黒井はもごもごとまだ何か言おうとしている。
「いや、私のために怒ってくれてありがとう、ありがとうだけど、でももう大丈夫だから、オーバーキルだから」
相手はなんというかもう、今すぐ灰になってしまいそうな勢いで意気消沈している。まぁ好きな人にこんな言われたら立ち直れないわな…
「む〜分かったよ…とにかくあんたと付き合うとか地獄行っても嫌だから!」
「死んでも嫌だの上位互換?」
「ひかり帰ろ!なんかおごってあげる!」
「え、いいの?」
「うん!ひかりに嫌な思いさせちゃったからお詫び!」
「いや、そもそも黒井のせいじゃ無いけど」
「じゃ、そういう事だから、今後私たちに近寄らないで。」
そう言って残りの男子を黒井が黒い目で見つめると、メデューサにでも睨まれたかのように固まってしまった。
流石、怒らせたら怖そうなキャラ第4位…
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「ひかり、今日はごめんね?」
「いやだから、黒井全く悪くないから、むしろ助かってるから、謝るなよ…」
「いーや!もうちょっと早く止められたかなって!ひかりが傷つく前に!」
「その気持ちだけで充分だよ…」
「……ありがと、黒井。」
「…!うん!どういたしまして!ひかり!」
「あ、そういえばさ…」
「何?」
「黒井の好きな人って私なの?」
「……え?あ…え、えーと…」
「ご、ごめん…いや…だった…?言うつもりは無かったんだけど…つい…」
「いや、嫌じゃ無い。それに…」
「?」
「私さ、あいつの告白受けたの、黒井が理由だったんだよ。」
「え…どゆこと?」
「黒井に好きな人がいるって聞いたときにさ」
「黒井に恋人が出来たら、私とこうやって帰れなくなるし、一緒にいれなくなるんだなって。それがすごく嫌でさ。」
「ひかり…」
「だから私にも恋人が出来たら、少なくとも一人じゃ無くなるかなって。」
「まぁ、だから…あいつの告白が罰ゲームで良かったよ。」
「ひ、ひかり…!それって」
「そゆこと。」
「ひ、ひかり〜!!!」
「うわっ」
「末永くよろしくお願いしますっ!!」
「はいはい…」
「よろしく」
コメント
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マサ光なら百合もアリ
灰になる〜!!!⤴⤴
尊すぎやしませんか⁇?あれ?なんか体が透けてる、、、
40
#マサ光
雨蛙
150
ゴーグル司令@TS ケモ化
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なぞたん
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