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どうしてボク…。美夜を…あんなにしちゃったんだろう…?
ボク…君のこと好きだった。
ただ…好きだっただけなのに。
「ごめんね。美夜」
「楓夜ー!」
「あっ、美夜!もー!遅いよ〜。バイト遅れちゃうよぉ!怒られるぅううううぅぅ。」
「ごっめーん♪告白されちゃっててさ!いやー、モテる女は辛いわーw」
「うっざ。非モテのボクに嫌がらせー?」
「そんなんじゃないよwほら行こ!」
「おかえりにゃさいませっ!ご主人様!」
「わんわん!おかえりなさいませお嬢様!」
ボクの名前は姫野楓夜(ひめのかや)。そしてご主人様とか言ってる方は姫野美夜(ひめのみや)。ボクたちは双子の兄妹。
今は【わんわん執事&にゃんにゃんメイドカフェ〈いつまでもあなたの帰りを待ってます〉】で働いてる。
「ご主人様ぁ!こちら【もえにゃんウォーター】ですっ。」
「全く…み〜にゃんはいつでも可愛いね。」
なでなで
「えへへっ、み〜にゃんご主人様に褒められちゃったにゃん。」
ずきゅんっ
「かわいい…み〜にゃん…。好き…。ずっと来るから…。」
「女の私でも可愛いって思っちゃうよ。み〜にゃん…?」
トントン
「え?」
「お嬢様、かやは構ってくれないのですかぁ…?」
くぅ〜ん
「ファッ」
「構います!!構わせてください!!!」
「ありがとうございます。お嬢様♡」
「やばい…ここ。可愛いが渋滞してる…」
「気持ち悪い…。」
「ん?何か言った?み〜にゃん」
「何も言ってないですよぉ?ご主人様っ♡」
「………………」
「かや?どうしたの?具合悪いの?」
「なんでもないですよ?…あなたのきれいなかを直視できなくて…ごめんなさいわん。」
「………………」
やべっ、さすがにまずいかな…。
「なにそれ〜!かやめーっちゃかわいいっっ。」
ありがとうございますぅ〜!バカで助かった!!
「お嬢様に喜んでもらえて…かや幸せです♡」
んわぁぁぁ!!!!♡♡♡
「ご主人様ぁ…。み〜にゃんご主人様が帰っちゃうの寂しいにゃん。お願い…。もうちょっとここにいてくれませんか?」
あっ好きです。
「いやーお疲れさま!姫野さんたち!」
「店長!ありがとうございますにゃ…。間違えました。すみません。忘れてください。」
「もう…。美夜、顔真っ赤だよ?ウケるww」
「楓夜、やめて。お願い。」
「ふふ!仲のいい双子だこと。」
「店長ぉぉ………。」
「ふふふ、はい、どうぞ。お給料。」
「ありがとうございます。…えっ?」
「待ってください!店長!お給料なんか高すぎません!?」
「美夜の言う通りです!なんかいつもより高い!!」
「あー、店内No.1になるといつものお給料より2倍多くなるのよね。」
「えっ…ということは…。」
「私たち2人とも店内No.1!?」
「すごい!おめでとう!美夜!」
「楓夜もね!おめでとう!今日は宴だよ!!」
「え、まって。そのお金って…。」
「もちろん楓夜だよ?お兄ちゃんだし☆」
「ちょっと!?いつもはそんなの関係ないのに!?こういうときだけ妹使うのやめてよ!双子だよ!?」
「えー、でもお兄ちゃんだし。」
「美夜も出してよ!!??」
「嫌よ!!??」
「なんで!!??」
「お願い☆お兄ちゃん。」
「むり!!」
「…ちっ…。」
「ごめんなさい。いくらでも払います。なんでも好きなの買ってください。」
「あらあら、うふふ。」
「じゃあ、帰ろうか美夜。」
「うん。」
バタン
「おめでとう。美夜。2人とも店内No.1だね。」
「そうだね。嬉しいな。」
「スーパー着いたね。何買うの?」
「お菓子に決まってんじゃん。」
「じゃあボクは夕飯のやつ買ってくる。迷子になっちゃだめだよ?」
「ちょっと楓夜。いつの話してるの?」
「ふんふふーん♪おっ、このお菓子もいいなぁ〜♪」
「美夜、決まった?」
「うんっ♪」
「…美夜〜…こんなに…??」
「えへへっ、別にいいでしょ?」
「…………しょうがないなぁ…。」
「やったぁっ!嬉しい!」
「ほらお会計して帰ろうか。」
「あいよっ。」
ガチャ
「ただい抹殺ゴラァやんのか?あ?」
「その変なのやめてよね。美夜。」
「ごめんしゃい。」
美夜は子供だ。クラスのみんなからは大人っぽいって言われてるらしい(クラス違う)けど、実際はそんなことない………よね。
分かんない。ボククラスでの美夜知らないし。……当たり前か。
もやっ
「独占欲強いなぁ。ボク。」
「ほ?なんか言った?楓夜?」
「何も言ってないよー。」
………ふふっ、バカだなぁ。ボクは。こんなの叶うわけないのに。