レクアードグ目線 (あー。甘々すぎて、もはやすごいです。)
ピクリ…あっ。アルルがちょっと動いた。起きたかな…?うん。起きてる!
「あ!おきたぁー!よかった!」 ビクッ あ。アルルがビクッってした。え?なにそれ。かわいすぎ?いや、かわいい。可愛すぎます。。。
「あれぇー?わかるー?言葉、喋れる一?」
俺がアルルのところにひょこっと顔を出すと、、っ耳に視線が…(そんなにみないで……)
んれっ?声、でてない?なんだと?そこまで王族は冷遇していたのか?こんなにかわいいのに?いや、逆にアルルの良さがわかってなかったから、よかったんだ。アルルの良さを俺しか知らないってのも、良い響きかもしれない。
「?もしかして、声出ないのー??」
コクコクッ
「そっか。言葉はわかるー?」
コクコクッ
「じゃあ、まずは、今の状態ね。〜〜〜〜…………〜〜…〜…、、、、かくかくしかじか、、、、」
一通り説明し終わった後、アルルは納得したような顔をした。いや、だからさ。その顔、年相応じゃなさすぎるっ!!めっちゃ、大人っぽいっていうの?なんていうの?この子聡明だよねって言われたら、そうだよねって10人中10人言うよ??いや、まじ、言うよ?
でも、そんなところも良い。かわいい。良き。俺の番、良き。
「うん。伝わったかなー。じゃあ、アルルのお部屋いこっか!」
俺が魔法で急遽作った部屋なんだけど、、、好みかなー?俺の本能がアルルは絶対これ好みっ♡!!っていってるんだけど、、
わぁ、、、目が、アルルの目が、かがやいてるっ✨よしっ!成功だー。くっ。かわいい。キャラくずれてるけど、しょうがない。
声が出ないんだったらメモ用紙を渡して、筆談をしようかな。『伝説の知博王女』と呼ばれていたなら、冷遇されていたとしても、昔の記憶で書けるかもしれない。
案の定とてもきれいな字で返ってきた。
【あなたはだあれ?】
レグアドルは行って良し。でも、職業が、現王族おかかえの殺し屋だと言う事は黙っておいた方がいい。
アルルの愛称も俺がつけたし、アルルも俺の愛称つけてくれるかなぁー?
真剣に悩んでるアルルがかわいい。
【レレ、はどうかな?】
「うん!いいよぉ!かわいいねえ~、アルル」
あっ。ちなみに、愛称をつける事で番同士が近づく一歩なんだよね。一歩近づいちゃったね。これで、アルルが俺の愛称呼んだら、どこにいるかがわかる。
ふとアルルを見たら、目が左右にキョロキョロ動いてる。あっ。顔まで動き出した。
なるほど。アルルは俺の尻尾に興味しんしんなのか。愛称をつけてもらったから嬉しすぎてしっぽに出ていた。じゃあ、尻尾でアルルの顔を埋めてあげよう。かわいい。
獣人にとって、しっぽとはデリケートな部分で他の人とは絶対に触れ合いたくない。でも、番なら、全然別。むしろ反対で、触ってもらいたい。しっぽは実に忠実なので、番のにおいで満たされる事ほど安心な事はないのだ。
俺のにおいをすんすん嗅いでるアルルもかわいい。俺は殺し屋なので絶対に匂いを体に纏わないのだが、番は世界で一人だけ、俺の匂いをにおうことができる。
今、思い出したが、言わないといけない事がある。覚悟を決めなくては…どうして自分がこんなに緊張しているのかはわからないが、、、、どきどき、、、
「俺の尻尾、気に入ったー?実はね。一番重要で、言わなきゃ行けないことがあるんだけど、、、」
、、、、、どきどき、、、、、
「ふう。。。。よしっ。
実はね、
「俺の唯一無二の運命の番がアルルなんだ」」
、、、どきどき、、、、
いかなるっ、反応はっっっ?!
あ、きょどってる。キョドッテル。kyodotteru。。。もはや、、、かわいいしか、思えない。
「いきなりで、困るよねえ。ごめんね。でも、ほんっとにもう、アルルから甘いにおいがしすぎて、すっごいうずうずしてるのね。ちょっとだけでいいから、首に鼻うずめていい?もうさ、我慢できない。あぁー。良いにおい。しあわせぇー」
可愛すぎて、もはや、、がまんってナニ?状態。
スンスン。。。
うわぁ。アルル、考える事放棄しちゃったね?やっぱり、本能には抗えないよね?ってか、運命だよね?番がこの世で出会って、結婚まで辿りつけるリスクとか、3割満たさないよ?
ガリっ
あ、、、、、、、、、、、、、、やってしまった。。。。。。。まだ、返事とか、感想とか、許可とか、反応とか、嫌とか、いいとか、聞いてないのに!!( i _ i )いや、でも、すんすんしてくれてるってことはいんだよね?おっけーて事だよね?
もんもんとしてたら、アルルが こてっ。 ん?
アルル、獣人に噛まれた直後に、寝ました。
俺の番は意外と気にしないタイプなのかもしれない。
、、、、、、もしくは、、、、、度胸があるのかな?、、、、、、、
「おやすみ、アルル。良い夢見てね。。。。いや、浅い眠りより、深い眠りの方がいっか。。。。。アルル、夢、見ないでね?」
これでよしっ!
頭を撫でて、布団をかける。
今のうちに、元王族のくそなまけものどもの復讐という名の尋問にいきますかっ!
(一方的な復讐なので、尋問と変わりない。。。公開処刑されるまで、殺す一歩手前をうまく調節してする尋問がすごぉーく得意なレレくんでした♪)
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