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星の英雄 ゲズとリオン

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星の英雄 ゲズとリオン

25 - 第25話 「暴走、雷の継承者」

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2025年05月27日

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第25章:暴走、雷の継承者
ヴァレムの一撃に吹き飛ばされたゲズ。

その体が、眩い雷光に包まれた。


叫びのような風が吹き荒れる。

空が割れ、地が震える。

その中心で、ゲズの瞳が金色に輝き、理性を失っていく。


セレナ「ゲズ……!? それって……!」


ヴァレムが静かに構え直す。


ヴァレム「雷の力、解放段階・第二相――暴走状態。

予測不能。排除開始」



【1. 壊れゆく意思】


ゲズの体はもはや彼のものではない。

雷が意思を持ったかのように、すべてを薙ぎ払っていく。


ヴァレムが放つ虚無の槍すら、一撃で吹き飛ばされる。


ゲズ「オマエ……オマエ……全部……ッッ!!」


その叫びは、怒りと哀しみ、そして“恐れ”に満ちていた。

彼自身が、もう自分を止められないことを知っている――



【2. セレナの想い】


セレナは、ゲズの雷撃が迫る中で一歩も引かず、叫ぶ。


セレナ「やめてゲズ!! こんなの……あなたじゃない!!」


ゲズ「オレは……強くならなきゃ……皆を……守れないから……!」


彼の雷は空へと駆け上がり、地平線にまで閃光が走る。

それでもセレナは、そっと手を伸ばした。


セレナ「私は知ってる……

あなたがどれだけ、優しくて、誰かを守りたいって思ってるか――

その心が、本当の“雷”なのよ!!」


雷が、静まり始める。

セレナの声が、彼の心へと届いていく。



【3. “鎖”を断ち切る声】


ゲズの足元に、雷が網のように広がる。

その中心に、セレナが自ら踏み込む。


セレナ「私がここにいる。

何度でも言う――あなたは、ひとりじゃない」


その瞬間、雷光が一気に収束し、

ゲズの体から**黒い稲妻のような“呪い”**が弾け飛んだ。


彼の体が崩れ落ち、膝をつく。


ゲズ「……セレナ……俺……」


セレナ「大丈夫。戻ってこれたね、ゲズ」


彼女はそっと彼の背中に手を添えた。



【4. ヴァレムの退却】


周囲の大気が静まり返った時、ヴァレムは感情のない声で呟いた。


ヴァレム「暴走制御成功……覚醒者、次段階へ移行予定。

今は撤退と判断」


虚無の力が彼を包み込み、闇のゲートへと消えていった。


ゲズはまだ地に伏したまま、空を見上げていた。


ゲズ「……俺、また……誰かを傷つけそうになった」


セレナ「違うよ。

私はあなたを止めたんじゃない。

あなた自身が、私の声を“選んで”戻ってきてくれたの」


その言葉に、ゲズは初めて安堵の表情を見せた。

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