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主な登場人物
雲雀→hb
奏斗→kn
↓本編です
その依頼は”宝封じ”を行う組織から出されたものだった。その組織は、人に害をなす力を持った秘宝を封じ、人々から遠ざけることを目的としていた。
その組織から”持部家”の秘宝、”祝贄の指輪”を盗み出す依頼を受けた。
その指輪は、「所有者の人生で起こるはずだった”幸せ”を前借りし、その代償として所有者の寿命を奪う」という力を持った秘宝だった。
組織はこの力を危険視し、封印しようと考えた。だが、持部は聞く耳を持たなかった。だから、私に盗み出して欲しいと依頼してきた。私はそれに同意して、盗みに行った。
その日は満月の日だった。その時だろう、持部が私の姿を見たのは。月光に照らされて、私の髪や仮面が見えてしまったのだ。
hb父:…とまぁ、こんな感じだ。仮面は雲雀、お前が持っているものと同じだ。これが”渡会家”の証だからね。それにその頃の私の姿は今のお前にそっくりだ。間違えても無理はない。ちなみに、今はその秘宝は封印されていて、手を出すことはできなくなっているよ。
kn:じゃあ、あなたは持部を助けたってことですか?
hb父:まあ、事実上はそうなるね。その時点で”幸せ”の前借りが大分行われていたようだから、もう寿命は残り少ないだろうと、組織の人は見立てていたな。秘宝のせいでそうなっているのに、秘宝がないからそうなっていると考えても仕方がない。
kn:じゃあ、まるっきり逆恨みってことですね?
hb:勘弁してくれよ〜
hb父:そうなるね。組織の人は秘宝の力について説明したはずだし。
kn:ありがとうございました。一度戻ってどうするか考えてみます。
hb父:ああ、息子をよろしく頼むよ。
kn:はい。では、おじゃましました。ほら行こ、ひば。
hb:うん!じゃあ、父さんまたね〜!
hb父:気をつけて行ってきなさい。
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今回はこの辺で終わります。
さっき開いたらめっちゃ♡増えててびっくりしました。
♡つけてくれた方、ありがとうございます。
また次回お会いしましょう。