私の横に座る、
『荼毘さん!?』
私がびっくりして起き上がり言うと、
手を✋とだけ出す。
荼毘「黒霧、珈琲1杯頼む」
黒霧「かしこまりました」
黒霧さんは珈琲を作る。
間。
シーーーーーン
荼毘さんと話すのなんか緊張するんだよな。
初日に色々あったせいかもあるかもだけれど…
沈黙が続く…
気まづい!
そもそもなんで、隣の席に?
何席かある中で、なんで私の席の隣を選んだ?
Why?
色々ぐるぐる考えてると
荼毘「は、相変わらずぶっさいくな面しやがって」
と。
なっ!?!?!?
何言い出すかと思えば!
『は〜!?』
私がそう言うと
頬杖をつき、私の方を見る。
荼毘「まあ、そう怒んなよ。可愛い顔が台無しだ」
『なっ!?!?///』
さっきはぶっさいくとか言ったくせに、可愛い顔が…とか!
どっちだよ!
わけわかんなくて、睨んでると
荼毘「はは、睨んでるつもりなの?それ」
と笑う。
は〜〜〜〜!?
『馬鹿にしてるでしょ』
荼毘「してるぜ」
即答。
『は〜〜!?なにそれー!!』
私が言うと、
「ははは」
とまた、笑い____
私の頬に手を添える。
『えっ…?だ、荼毘さん…?』
突然の出来事に思考停止してる。
頬をゆっくりと撫でる荼毘さん。
そして
荼毘「…お前は俺が怖くねーんだな」
と、言う。
え?
怖い?
『え、なんで?』
と聞き返すと
荼毘「俺の火傷跡見て怖いと思わねー女は初めてだ」
と。
怖い?そんな事…
私は____
そんな事思ったことなくて____
『そんなの思うわけないじゃん!』
思わず机をドンッと叩いてしまう。
黒霧「おっと…危ない、荼毘さん、珈琲ができましたよ」
そう言い黒霧さんは振動で、波うつ珈琲を荼毘さんにさしだす。
荼毘「どうも」
とだけ荼毘さんは言う。
私は続ける。
『怖くなんてないよ…』
最初は、…言葉にならないくらい痛そうだ…と思ってしまったけれど
今は
『生きた証だよ…』
そう、呟く____
そう____
大火傷を負っても、命を繋いでくれた____
怖いなんて思わない、
荼毘さんが辛い、大きな怪我から乗り越えて生きた証____
しばらく沈黙になる。
変なこと、言ってしまったかな。
チラッと荼毘さんの方を見ると、
荼毘「……はぁ?何言ってんだ……」
そう、顔を手で覆いながら言う。
そして
荼毘「ははははははははははははっ!」
めっちゃ笑うwwww
えっえ〜〜〜…
そんな笑う〜?
『変な事…言っちゃってごめんなさい』
覗き込み、謝ると
荼毘「ははははは、ちょっと待った、」
と、手を✋とされた。
見るなと言うことだろうか?
『え、、ほんと、どうしたの?…私、やっぱりまずいこと言っちゃった…?』
そう、少し近づくと
ガッ
口を抑えられる。
『ん〜〜ッッ』
やめて〜そう言いたいけれど、荼毘さんの大きな手が口に覆いかぶさってしゃべれない。
荼毘さんは一通り笑ったあと、
私の方を体ごと向く。
『ッはぁ〜!』
口を覆ってた手を離してくれた。
そして
私の肩に手をだらーんと置き
私の方をじっと見つめる。
『な…なに…?』
恐る恐る尋ねると
荼毘さんは、
荼毘「おもしれー女…」
と言い、微笑んだ____
その笑顔は、とても悲しそうで____
思わず、見入ってしまい、荼毘さんの顔を見つめる。
吸い込まれそうな青い目____
体の至る所にある、傷跡____
頬の傷跡に触れる。
『綺麗だね……』
そう呟くと、
荼毘「はぁ?どこがだよ」
と笑う。
『荼毘さんのことだよ。』
荼毘「あ?」
傷跡をなぞりながら____
『一生懸命、生きてきたんだね…』
そう、言うと
荼毘さんは、
ガコンッ
椅子が倒れる____
私を引き寄せ抱きしめた____
きつく抱きしめながら
荼毘「お前みたいな女…初めてだ…」
と言った____
その声はとても悲しそうで_____
__________
終始みていた黒霧さん。
「はははは、若いですねぇ〜」
キュッキュ
とコップを拭いてました
コメント
3件
黒霧さんがちょっとおもろくて無理wwwwww
え、え、え、え、え、なにこれちょー好きなんですけどおおおおお!!!!!?弔くんも好きだけどやっぱ荼毘いいなああもういっその事荼毘とくっつけ(((((