あるところに、人望が厚い女王が治める国がありました。
その国に住む者はそんな女王を崇め、平和に暮らしていました。
そんなある日、その国に人ならざる者、人狼が紛れ込みました。
人狼は住民を無残に食い殺し、国の平和を乱しました。
女王を中心に人狼探しが始まったのですが、結果は悲惨でした。
狂った男に賢者が殺され、疑いをかけられた狩人が処刑されました。
市民に紛れていたお姫様も食い殺され、次々と市民側が死んでいきました。
そしてとうとう、市民に紛れていた女王の正体が明らかにされ、女王陛下が人狼達の手によって処刑されました。
親愛なる女王陛下が亡くなった為、市民達は深い悲しみをその胸に抱きながら、自らの喉を掻き切って自害しました。
かくして、女王が治めていた国は滅びましたとさ、めでたしめでたし。
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