「……僕は、このままで良いのかな」
「…ん?どうした、ホバ」
「…このままで良いのかな……」
「このまま……どういう………」
「ね?ふふっ、幸せすぎて、このままで良いのかなって。ふふ…幸せだなぁ〜」
「……お前が幸せなら、俺はこのままが良い」
「きゃ〜!ナムジュナ、大好き!」
ぎゅうぅ……
「……俺もだよ」
可愛い恋人…のはずだ。なのに、何故…
「ナムジュナの手って、大きいよね……あれ?ここ、ちょっと爪短いよ?」
「ん?……あぁ、何処かで欠けたんじゃないか?特に引っかかったりもしなかったから」
「そっか……何処かで……見つけられたら良いんだけど」
「もし、作業室だとしたら、掃除したからないだろうな」
「そっか、じゃあしょうがないね」
何故、こんなにも肩が重く感じるのだろうか。目の前でふにゃふにゃ笑っている奴は、俺の大好きな奴のはずなのに……
「……ネックレス、付けてくれてるんだね。凄く嬉しい」
「ここでしか付けられないけどな」
「付けられなくても、持ち歩けるでしょ?」
「……なくしても良いのか?」
「ぁ……そうだった。でも、また作ってあげるから良いよ」
ホバは以前、俺と一つになりたいと話していた。だからなのか、プレゼントされるもの全てにホバの一部が入っていると話してくる。それを、心底嬉しそうな顔をして話すから、俺も否定の仕様がないのだ。だが……
「……お前が傷つくのは嫌だ」
「ナムジュナ……傷なんて言うほどのものじゃないから大丈夫だよ?」
……伝わらないのか……何故、真っ直ぐな想いが捻じ曲がって届いてしまうのだろう。……もっと強く伝えてみるか?
「ホバ、もうやめろ」
「………何を?」
「傷つけるのをやめろ。この間のジュースも、わざと擦り傷を作るのも……この、ネックレスも」
「……………」
「俺はずっとお前に言ってきた。…そんな事しなくたって、お前の事「は?」…っ」
「何それ。僕の事否定するの?何でよ。好きなんだよ?ナムジュナが喜んでくれると思っていつでも一緒にいれるようにって一から作ってるのに…いらなかったって事?…だったら最初からいらないって言えよ!!」
「違うホバ!ちゃんと話を「何が違うんだよ!!」っゔ……!」
ぐぐ……っ
ホバの肩を掴み、真正面から向き合って伝えてみれば、さっきまで光を宿していた目が真っ黒になり、瞳を揺らしながら大声で捲し立て始めた。何とか耳に入れなければと止めようとするも、ホバは物凄い力で俺を押し倒すと、両手を首に回し、喉を押し潰してきた。このままじゃ、話すどころか息が持たない…!
「何で?何で何で何で?こんなに好きで好きで好きで愛してやまないのに何で分かってくれないの?ナムジュナの事を考えると苦しいの。苦しくて息が出来なくなって痛くてたまらないくらい愛してるのに!!」
「っ、……バ………ぅ…ボバ……!」
「……は…はは……っ、ナムジュナのこんな顔、見た事なかった……どんな時でも格好良いのに…かんわいぃ……!この顔、僕しか見れないの最高!!」
「……っ」
苦しくてどうしようもないが、ホバを傷つけるのだけは避けたい…!かろうじて腕を引っ張ってみるも、微動だにしない。……駄目だ……目の前が、暗く………
コメント
7件
なになになにー!?!?!? ホソクさんが手を出し始めた😧😧 ナムさん、ジンヒョン、ユンちゃん、、暴走ホソクさんを止めてくれ…😭😭多分ホソクさんもそうゆう気ではないんだろうなとも思いながらくぅっ…と1人でもがいてます🤣🤣 次回も楽しみに待ってます!!自分のペースで無理せず頑張って下さい!💪
うわー!🫣 どうなっちゃうんだ!? 違うよホソクさん、そういう意味じゃないんだよ〜!💦 ナムさん助かって〜🙏💦 続き楽しみにしております❣️ ご自分のペースで頑張ってくださいᕦ(ò_óˇ)ᕤ
続きみたいです!!!!!!!!!!!!!!