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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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※ホープくん視点です。




「……………」

「はぁ…ナムジュナ……っ、はぁ…ジュナ………あ、れ……?ナ、ナムジュナ!?何…僕、何で…やだやだやだナムジュナ起きて嫌だ起きて!」

「……………」

「は……はぁ……っはぁ……っ、は……!」


僕は……何をしてた?確か……そうだ、ナムジュナにやめろって言われたんだ。それで…そう、僕の気持ちが届いてないって思って、どうしようもないくらい苦しくなって……


「…っ、ナムジュナ……ぅえ……っ、ごめんね……違うの…愛してるんだよ……っ」


一番大好きで大事で側にいたい人を…自分の手で傷つけてしまうなんて。何をしてるんだ。もうしないってあの時誓ったじゃん。


『大丈夫、俺はお前を信じてるから』


好きで好きでどうしようもなくて、今よりずっと幼くてどう伝えれば分からなかった時の事。ナムジュナに離れてほしくなくて、好きでたまらなくて、しょっちゅう掴んだ腕に爪を立てたり、体のあちこちを噛んでしまっていた時の事を思い出す。それでも、僕の事を真っ直ぐ見て、そう言ってくれたんだ。なのに……


「やだ……嫌だよぉ……!ひっ…ナムジュナ……ごめんなさい…!ひっく……信じて、くれてたのに……っうぅ……!」


離れたくない、世界中の誰よりも愛してる人が、ずっと向き合ってくれてたのに……


「えぇ〜ん……!ひくっ…ふ……っ、うぅ〜…!ナム、ジュナ……っ、やだぁ……!」


ナムジュナがいないと不安でどうしようもなくて、少しでも近くに感じられるものがないといてもたってもいられなくて、それでも事足りず、自分の一部を渡してまで近くにいたくて……僕は、


「ジュナがいないと……駄目、なの……っ」

「……ん……げほっ、けほ……ごほ……っ」

「!、ジュナ?ナ、ナムジュナ!!」

「ゔ……けほっ……はぁ…はぁ……ぁ……?」

「ナ、ナムジュナ、ごめんなさい…僕、ナムジュナの話聞かないで、自分の事ばかり押し付けて、酷い事までして…」

「………ホバ………?」

「何でも言う事聞くから。ジュナの思ってる事全部聞くし、したい事も全部して良いから…き、嫌いに、ならないで……っ」

「………ホバ、大丈夫だから……泣くな……お前が辛いと、俺も辛い」


涙で目の前がぐちゃぐちゃなせいでボヤけてるし、しゃっくりと嗚咽で声もガラガラ。顔もとんでもない事になっているのだろう。でも、そんな事はどうでも良い。目の前で苦しそうな呻き声をあげながら咳をする彼を見て、緩くなっていた涙腺を崩壊させながら必死に声をかけ、背中をさすり、手を強く握る。しばらくすると、ガサガサの声でゆっくり話し始めたナムジュナ。…あんな酷い事したのに、まだ、そんな優しい事言ってくれるの?


「………っ、ごめ、ん……」

「んん”……っ、はぁ……悪い、手を貸してくれるか?」

「う、うん…行くよ?よいしょ……と……わぶっ!?」


ぎゅぅ……


「む……ジュナ……?」

「ずっと、俺の事呼んでくれてただろ」

「……うん………」

「聞こえた。ありがとな、お前が呼んでくれたから起きれた」

「………うぇぇ〜ん……!ごめんなざいぃ…けほ、けほっ…ジュナ…っ、だいずぎぃ……!」

「………俺もだよ」


このままじゃ駄目だ。僕は、ナムジュナを傷つけたいわけじゃない。だから……


「…ぐす…ずずっ……も、ぅ……しない………」

「…そうしてくれると助かる」

「しない。絶対しない。破ったら僕の首を締めて良い」

「いや、落ち着けって……」





本編と違う話ですみません。いつも、いいねやコメントありがとうございます。


私事なのですが、本日誕生日でして…また一つ、階段を登った事だけご報告させていただきます。ありがとうございました🙇‍♀️

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