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「あ、またいなくなっちゃた。」
私は特異体質?みたいで、深く関わった人間は失踪または自○してしまう。
私の名前は「稲荷 狐(いなりキツネ」17歳。
何故か知らないけど7歳ぐらいから友達や彼氏、親戚がどこかにいってしまった。
例えば8歳の時、両親がいなくなった。
父は自○。母は病○。
とても悲しいはずなのに涙が湧かない。泣こうとしても涙が湧かない。
6年前に亡くなったおじさんは寺の偉い人で私の妖気をはかってもらった。
おじさんが言うには「強い妖気を感じる。」とのこと。
所詮からかっただけだろう。それ程嘘に思った。
人が居なくなっても、人が○んでも私には家族がいた。
それは犬の「オーマー」
私に凄く懐いていて凄く可愛い。でもこの犬に時々忌々しく思ってしまう。
なぜだろう。こんなに可愛い犬を忌々しく思ってしまうのだろう。
分からない。分からない。
楽しいことも嬉しいこともいっぱいあった!はず、、、、、。
あれ?なんだっけ
楽しいことってあったけ?嬉しいことってあったけ?
あれ?犬なんていったけ?
母親はどうやって○んだんだっけ?父親は何処へ行ったんだっけ?
学校帰り。時々分からなくなる。
今日は授業で何をやったけ?
そうだ。調理実習か。トマトを切ったんだっけ。今と同じように。
あ。もう夕暮れか。トマトがより赤く見える。逆に綺麗だ。
あ。あそこで工事をしている。赤い家か。暗い夜まで頑張ってて凄いな。
あ。この冷蔵庫にあるパプリカ。腐ってる。捨てないと。
明日は嫌なことが起きないようにね