「お、怒ってないの、?」
ねぇそれで隠せてるつもりかな、。
なんとかなるとか、お咎めなしとかそんな事ばかり考えて、俺に対する謝罪の気持ちなんて最初からないのが見え見えだよ。
なんかもうどうでも良くなっちゃった。
そうだよ。最初から永遠なんてないんだ。
君の気持ちが一生俺に向いてるなんてほぼ不可能に近いんだから。
「うん。怒ってないよ。」
「でももう別れようか、。荷物とか俺明日までにh」
「まっ、待ってりいぬくん!わ、私りいぬくんと別れたくない、!」
「ねぇ、お願いもうしないから許して?」
媚びるような上目遣い。さっきまでのことが嘘のような声色。
今更だ。
心底不愉快だった。
「ごめんね。大丈夫君は悪くないよ」
「だから、別れよ。」
そう一言だけ告げ、そもそもそんなに置いていなかった荷物をまとめた。
大きめの袋とかがあったら良かったけど、ここで袋を取りに行ったらまためんどくさいことになりそうだからやめておこう。
そんなことを思いながら無理やり荷物を全て持ち家をでた。明日までなんてわざわざ言う必要なかったかな、。
まぁもうそんなことはどうでもいい。
もう、ほんとにどうでもいい。
でもあれ?
なんで俺泣いてるんだろう。
家を出る途中、なんだか視界が滲んでいるような気がしたんだ。
目元が少しあついなって。
荷物を持っている手が震えるなって、。
あんなやつ。どうでもいいって思ってたはずなんだけどな。
俺の事が好きだなんて、俺と結婚したいだなんて言っておきながら何人ものやつと浮気して、挙句まだ別れたくないだとか、怒られたくなさから言い訳を言うようなやつだ、。
でも、
どうしようもなく好きだったんだ。
久しぶりの恋だった。恋愛だった。
でもきっと、あの子は悪くない、。人間なんだから。永遠なんてないんだから。俺じゃダメだっただけできっと俺じゃない人と恋人だったら浮気なんてしなかったんだ。
だから、しょうがない。
玄関を出てすぐ外、近くにまだあの子もいるのに、早くここから逃げたいはずなのにここから動けない。
情けない。
せめて1歩でもと差し出した足が上手く動かなくてその場に転んでしまった。
無理やりに持った荷物が散らばっていく。
あぁもう馬鹿みたい。
錆びた鉄の擦れる音。
俺が飛び出した部屋の隣の扉が開かれた。
「あえ、え、大丈夫ですか」
変わった出会い方をした。
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浮かんだストーリー少し書いてみました(ᐡ ̥_ ̫ _ ̥ᐡ)
以前のストーリーは書き直しつつ続き書いてってます(ᐡ ̳ᴗ ᴗ)💦
更新しばらく待って頂けると🙏
コメント
1件
え、切ない😭良い人に出会って幸せになってほしい、、、赤くんが誰と出会ったのか、!続き気になります🫶🏻