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ア…初めまして……
てことで(?)お話始まります()
⚠︎発酵してます((((腐です
あ、今回はその要素はないです。あと5話くらいで…(((
pn「しにがみくん、まだかなぁ?」
俺はぺいんと。今は友達のしにがみくんを待ってる。今日は遊びに行く約束なんだ。
pn「やっぱイケメンだなぁ……!」
暇を持て余してスマホを手に取った。
画面の向こうにいるのは俺の“推し”のらっだぁだ。彼はアイドルで、ファンの間では「らだくん」と呼ばれている。そんな彼は顔がこの上なく綺麗で、幾度となくファンを魅了してきた。
もちろん俺もその内の一人。
しかし推し…いや好きになった人には、色々ないい所が見えてくる。
ダンスも歌も上手なところは言わずと知れた彼の魅力。声がおっとりめで感情が乗りにくい感じなところや素っ気ないタイプなところ、ファンとの距離が近いところなど、内面にも魅力がたくさんあって知れば知るほど好きになる。
好きな人ができたらこんな感じなのだろうか。……いや、俺の好きな人はらっだぁだった。
??「……せん、すみません!」
pn「はっ、はい!!?」
声を掛けられていたことに気付いて驚いて後ろを向くと、スーツ姿の青年が立っていた。
??「私、こういう者なんですが……」
pn「……えっ!?!?」
差し出された名刺に目を通すと、ある肩書きに目が留まった。
pn「あ、あの、この事務所って……」
mn「ご存知ですか?うちの事務所」
pn「そりゃそうですよ!だってあの……」
「あのらっだぁさんが所属してる事務所ですよね!?」
俺が食いつくように質問すると、スーツの青年は「はい、その通りです」と言った。
名刺にはらっだぁの所属事務所の、しかもらっだぁのマネージャーという肩書きが書かれていた。
pn「えっと……それで、俺に何の用事ですか?」
mn「ああ、それでですね……」
マネージャーさんは、俺にらっだぁと一緒にアイドルになってほしいという旨を伝えた。
pn「俺なんかで良いんですか……??」
mn「えっとー……たまたまあなたをお見かけして、アイドルになるべき人材だ!と思ったので声を掛けさせていただきました。ですから、良し悪しを…というよりはやる気があるかどうかという話で考えていただけると光栄です」
pn「わかりました……??えっと、どうしよう…」
mn「返事は急がなくて大丈夫です!決まり次第、こちらの電話番号にご連絡ください。私の携帯に繋がりますので」
pn「は、はい!ありがとうございます」
では、と別れを告げられその人は去っていった。
sn「ぺいんとさーん!」
ぼーっと名刺を眺めていると遠くから俺の名前を呼んでぶんぶんと手を振るしにがみくんが駆け寄ってきた。
pn「おお…遅かったね」
sn「すみません!電車が遅れて…ってなんかテンション低くないですか?」
なんでも相談できるくらい仲の良い友達だからだろうか。なんでも見破ってしまうらしい。けれど、決まったことでもないし相談して良いのかもわからない。
pn「なわけないだろ!早く行こーぜ!」
sn「はい、そうですね!」
少し誤魔化すと何でもなかったかのようだった。
返事、どうしようかなぁ……
sn「ぺいんとさん?」
pn「…え?何?」
sn「やっぱり変ですよ。どうしたんですか?」
あのらっだぁとアイドルになれるかもしれないと思うとついぼーっとしてしまうらしい。再度しにがみくんに心配されてしまった。
pn「だから何でも無いって!」
sn「そうですかぁ…?なんでも言ってくださいね?」
相談しないと決めたことではあるけれど、段々と気持ちが揺らいでくる。心の中で彼に感謝を伝えて、前を歩くしにがみくんの隣に駆け寄った。
sn「じゃあまた明日!」
pn「うん、また明日な!」
しにがみくんと別れて家に帰った。別れると言っても同じマンションで隣室だから寂しさもない。
自分の部屋の鍵を開けて中に入る。「ただいま」と言ってみるが、その返事はない。荷物を置いて小さめのソファに体を預けた。
pn「アイドルかぁ……」
誰もいない空間にそう呟く。夢のまた夢のような存在に俺がなりえるだなんてそれこそ夢のまた夢だ。しかも相方は憧れのらっだぁ。ますます夢のよう。
pn「でもなぁ……」
マネージャーさんはやる気があるかどうかを考えて、と言っていたが、やっぱり俺なんかがアイドルになって良いのか、という方向に思考が向いてしまう。
もちろん俺はらっだぁの隣に行きたいしやる気だって多いにある。しかもらっだぁとアイドルができるとなれば、公式ファン(?)になれる。
そんなの誰が断るのだろう…ってくらいに嬉しい話だし実際のところ舞い上がってる。
でも俺がアイドルになれば、よく思わない人も一定数いるだろう。というか俺にファンなんかできるはずがない。ダンスも歌も習ったことなんてないから練習だって死ぬほど辛いだろう。俺の性分から考えてきっとすぐに辞めたくなってしまう気がする。
悩みの種が増えるばかりで気は重くなる一方だった。
「n.ko」って書いて「なこ」って読みます。読み方は決めてますが呼び方はなんでも◎
自己満小説をひっそり投稿します。どうぞご贔屓に……((
実際はスカウトしてきた人に直接連絡するとかはないので(多分)気をつけましょう🤗
mnはマネージャーのことです!!