更新遅すぎですね…すみません……
まだ腐らないです←???
sn「ぺいんとさーん!おはようございます!」
pn「おはよう、しにがみくん……」
sn「眠そうですね?寝不足ですか?」
pn「ん〜〜…まあ、うん」
sn「ゲームのしすぎですか?w」
pn「まあそんなとこ……」
返事を本気で考えまくって眠れなかったなんて口が裂けても言えない。
しにがみくんと言葉を交わしながら学校への通学路を辿った。
sn「またお昼に!」
pn「またなー!」
しにがみくんと別れて教室に入った。家は近いし仲も良いのにクラスだけは離された。理由は正直全くわからない。
意外では無いと思うけど、俺は友達が少ない。人見知りな性格のせいで上手くみんなと話せないんだ。だからあんまり馴染めなくて居心地もそんなに良くない。かと言って腫れもの扱いするような人たちじゃないからクラスの中じゃ放置されてる感じ。
pn「(そろそろ返事決めなきゃなぁ)」
窓の外を眺めながら返事を考えた。
pn「……よし」
授業が終わり、家に帰った。
授業中に決めた返事を胸にこの前のマネージャーさんに電話を掛けた。
プルルルル…プルルルル…
mn「はい、もしもし!」
2コール目でマネージャーさんが電話に出た。
pn「この前声を掛けてもらった者です!」
mn「ああ、この前の!お返事、決まりましたか?」
pn「はい、決めました」
pn「やりたいです。アイドル」
ほんの1、2分だったはずなのに、時空が歪みでもしたかのように長く感じた。
mn「本当ですか!ありがとうございます!」
pn「はい。よろしくお願いします!」
それからは簡単に契約内容や普段のスケジュールについて説明された。話し合いの結果、明日事務所に行って契約を結ぶことになった。らっだぁも来るそうだ。
少しだけ楽しみで、その日もなかなか眠れなかった。
sn「おはようございます、ぺいんとさん!」
pn「おはよぉ……」
sn「また寝不足ですか?w」
pn「うん…」
sn「授業中に寝ないでくださいよ?」
pn「頑張るけどしにがみくんに関係なくない?w」
sn「いえ、ぺいんとさんの元気は僕の元気ですから!」
pn「じゃあもうちょっと元気なくしてよw」
sn「あ、確かに…でもそれはぺいんとさんが元気出すべきじゃないですか!?」
pn「何で俺なの!?w」
らっだぁ本人に会えるという事実に舞い上がり緊張していたからか、一日があっという間だった。
家に帰って着替えてから事務所へ行った。
pn「……ここどこ?」
見慣れない場所のせいで道に迷った。
こんなことならマネージャーさんと待ち合わせをしておけばよかった。
pn「ええ……どうしよ」
その場に突っ立って呆然としていると、誰かとぶつかった。
pn「いてっ……あ、すいません!!」
??「俺の方こそすみません。大丈夫ですか?」
その人は尻もちをついた俺に手を差し伸べてくれた。
手を取ろうと顔を上げると、そこにはよく見慣れた顔があった。
pn「え……ら、え?」
言葉にもならないような声を上げた俺を不思議に思ったのか、首を傾げていた。
察しが良い人ならわかってると思うけど本物はすんごいイケメン。…誰かわかった?
pn「………ら、らっだぁ…?」
俺の推しの名前を呟くと全てを理解したようににこっと微笑んだ。
rd「うん、そうだよ」
pn「え、本物?……ですか?」
rd「本物だよw架空の人物かと思ってた?」
そんなこと、頭によぎったこともない。だってライブにも握手会にも行ったことがあるから。
……チケット取れなくて1、2回しか行けてないけど。
pn「えっと……良い天気ですね…?」
推しとか憧れの人に会った時、よく何も喋れなくなるというのを見掛ける。
俺もそうなのかな、なんて想像してニヤニヤしていたこともある。……その時は流石にキモがられた。
でも、なぜか落ち着いて話を始めていた。天気の話をしている辺りそうじゃないかもだけど。
rd「何で天気?wてかもう夕方だし」
pn「確かに…じゃあ……何してるんですか?」
rd「え〜内緒♡」
しーっと口に人差し指を当ててそう言った。…めちゃくちゃに顔がいい。
rd「君は?…ぺいんとくんだっけ?何してるの?」
pn「え、俺の名前…!覚えててくれたんですか!?」
rd「まーね。男性ファンは珍しいし?」
pn「あ、確かに…」
rd「それにぺいんとくん、握手会来てたよね?」
そういえば自分でも言っていた。
ほんの数回しか行っていない俺でさえ名前と顔を覚えているだなんて、一流アイドルは違うなぁと感心していた。これじゃただの保護者みたいだけど。
rd「で、何してたの?突っ立ってるみたいだったけど」
pn「実はらっだぁさんの事務所に用事があったんですけど、道に迷ったみたいで……」
rd「あ、そうだったんだ?じゃあ案内するよ」
pn「ほんとですか!?ありがとうございます!」
らっだぁからの提案で事務所まで案内してもらった。
天性のスター性というのだろうか。事務所に着くまでも色々な話をしてくれた。
pn「ありがとうございました」
rd「いいよ、いいよ。さ、早く行こ?」
pn「え?らっだぁさん、ここには用事ないんじゃなかったですか?」
rd「そんなこと言ってないよ?俺」
pn「…あ、内緒としか言ってなかったですね」
rd「そーそー」
中に入ると暖かく迎えてくれた。
契約を結んで、らっだぁとも再度顔合わせをした。
用事が済んで帰る頃には外は真っ暗だった。夜の街に街灯が映えて綺麗だった。
長すぎ!とか短すぎ!とかあれば教えていただけると幸いです🥲
話は出来上がってたんですけどね………((言い訳))
コメント
3件
めっちゃ良かったです!!