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──────────「セックス……?」
突然聞こえた来たその声に焦って後ろを向いたが誰も居らず、気のせい?と首を傾げた。
「どこ見てるの〜?上だよ上〜。」
声の通りに少し首を上に傾けた。するとそこに居たのは同じクラスの女子”ガレット・アベール”。
有名な上級悪魔の一家の子でクラスでも仲良くなろうとしてる男子が多かった。ガレットはこちらを見ながらにんまりとして
「ねえねえ、セックス下手って言った?さっき。」
「い、言ったよ。それが何?」
「好き?セックス。」
「好きかな、結構な頻度でしてるし」
「好きな人と?」
「いや?そもそも好きな人いないし」
「私も好きな人じゃない人としてるんだ〜❤︎2組のさ、”小崎源人”って知ってる?」
「知ってる知ってる。結構有名な人だよね?上級悪魔の一家の跡継ぎ…みたいな?」
「そー!私その子の許嫁❤︎」
「え!?」
待って、この人許嫁いながら堂々と浮気してんの…ここの学校の人ってやばい人しか居ないのかな…まあ、そんな事を考えても仕方がないか
ガレットは少し身体を起こすとゆっくりとこちらへと降りてきた。
「ねえ、チャームちゃんだよね?」
「そうだけど…」
「今日さ、放課後予定ある?」
「え?あ、うーん…ない気がする」
「ならさ、一緒にクラブ行かない?」
「ええ…私そういうとこあんま行かないし」
「大丈夫大丈夫私着いてるし〜…それに、いい男も紹介するからさ❤︎」
「…行く」
「よし決まり❤︎今日の8時に駅前集合ね❤︎」
ガレットはそう言うと屋上から姿を消した。
正直結構楽しみだ。最近ご無沙汰だったから…運が良ければ…なんてことも考えながら。
…
学校も終わり、家族達には今日クラスでカラオケに行くから帰りは遅くなると伝え、家を飛び出した。
駅前に着くとガレットは2、3人の男性と話していた。
「お、チャームちゃん❤︎」
こちらに気がついたガレットは男性達から離れこちらへと来た。
「知り合い?」
「んーん?ただのナンパだよ」
「モテモテじゃん」
「そんなことないよ〜、んじゃ!早速行こ!」
ガレットに連れられて行った先に広がっていた光景は…
そこらじゅうで抱き合い、キスをし合う大人達だった。
ここはそう言う店らしい。何があってもハプニング。それをわかった上で入る店らしい。
私は見たことのない光景に目を丸くさせた。
「ね、ねえ、ガレットちゃん…ここって私たちみたいな学生が来てもいいとこなの?」
「んー?大丈夫大丈夫〜私のお父さんがここのお偉いさんと仲良しだから❤︎特別だよ?」
ガレットはそう言いながら私の唇に優しく手を当てた。
そんな事をしていると、早速大人の男性がガレットの腰に優しく手を当ててキスをした。
舌を激しく絡めあって2人とも息があがっていた。
「っは~…❤︎…チャームちゃんも楽しんでね❤︎」
ガレットはその男性に連れられて奥の部屋へと行ってしまった 。
私は1人取り残されてしまった。
空いている席の端に座り、どうしようかと考え込んでいた。
すると、1人の男性が突然後ろから抱きついて来たと思えば私の胸を揉んだ。
私は驚きからすぐに払い除けようとしたが大人の男性との力の差は明らかだった。
抵抗しようともがいていると他の男性も近寄ってきて私の頬を無理やり掴むと何かを口に入れ飲ませてきた。
すぐに私はのぼせたように身体が熱くなり、頭もぼーっとしてきた。
ああ、きっとこのままやられる。
そう思いながら私の意識はここで途絶えた。