桃「はぁ…」
今日のノルマを終わし、時計を見るとちょうど定時になっていた。
やっと帰れる、心のなかでは収まらず、小さくガッツポーズをした。
「甘夢くんお疲れ様」
桃「お疲れさまです…」
げ、上司。
提示になると同時に声をかけてくるということは…
「甘夢くんにおねg」
桃「お先に失礼しま〜す^^;」
やっぱり、仕事を押し付けるためだ。
社畜の勘が見事に的中し、すぐさま逃げた。
桃「あ”〜…」
桃「まじでゴミ…」
タクシーを捕まえようとしたら帰宅ラッシュらしく全く捕まらない。
前を通るタクシーは予約、賃走、賃走、送迎、予約、回送。
この時間に帰ること無いからタクシー拾えないとか知らないんだけど???
あれもこれも全部上司のせいや…
桃「仕事辞めてぇ〜!!!」
「やめさせてあげましょうか?」
桃「え”、どちらさまですか…?」
「通りすがりの…」
「甘夢れむさん、貴方のことが大好きな人です…♡」
桃「は?」
れむの記憶はここで途絶えた。
「あ、起きた…」
「かなちゃーん!れむち起きたよー!!」
声デカ…
寝起きそれはきびいて…
体を起こすとジャラジャラと音のなる鎖。
どうやら拉致されたみたいだ。
だけど、青髪の人を見る限り身代金目当てとかじゃなさそうだけど…
桃「ここどこっすか…」
「俺たちの家だよ?」
桃「どちら様ですか」
「ごめんねぇ」
「自己紹介忘れてた…」
こいつ多分ヘタレだなって思ったのはれむの心のうちに秘めておこう。
青「俺の名前はしゃるろ」
青「れむちが呼ぶなら…しゃるちゃんとかじゃない?」
青「まぁ何でもいいんだけどね!w」
こいつ…絶対陽キャや…
れむとは違う匂いがする…インターネットとか触れないで育ったんやろな…
桃「ぬるぽ…」
青「ガッ」
前言撤回。
こいつはインターネッ子や
青「もうひとりいるんだけどね、」
青「まあそのうち来ると思うからこの家についてお話しようかな…」
コメント
2件
もしや桃さん愛され系か!いいな〜。ぬるぽが分かるのは流石にインターネッ子。