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【Attention, please!】
・本作品に政治的意図は一切ありません
・実在の国・人物・歴史とは関係のないフィクションです
・すべて作者の想像による二次創作です
・特定の国や人物を貶める意図はありません
・恋愛要素あります(ドイツと日本)
“全て作者の妄想です”
Germany side
一つの青白い光が目立つ、人気のない社内。
キーボード音がよく響いている。
マウスを操作させ、タスクを完了へと近づける。
……よし。
クラウドへ保存して、ようやく今日の仕事が終わる。
時計を見れば、22時と表示されていた。
珍しく、今日は早く終われたな。
いつも時計を見ると、大抵は1時か2時、酷いときには3時を超えることだってある。
繁忙期の終わりかけだったからかもしれないな。
パソコンをシャットダウンし、鞄を持って、会社を施錠してから帰路に着く。
電車に乗りながら、同棲している恋人に一応連絡を入れる。
《今から帰る。》
多分、今日中に既読が付くことはないだろうが。
日本のことだから、多分寝ているだろう。
日本は会社の同僚で、長年一緒に居て、最近になって恋人になった。
俺は、全くそういう目で日本を見たことがなかった。
けれど、いつしか、日本と話しているときが一番落ち着くようになり、気付けば背中を預けられる間柄になっていた。
隣に居るのが自然であるような、そんな関係。
それが、俺と日本にとっての恋人像だった。
この関係を言った国に「それ恋人じゃなくて、夫婦だろ。」とよく言われたな。
だからか、大体の日本の行動には想像がつく。
……たまに、とんでもない行動力を見せることはあるが。
寝ている日本のことを想像して、少し頬が緩む。
彼奴のことだから、多分スーツから部屋着に着替えてはいるのだろうが、掛け物は掛けずにベッドで寝ているのだろうな。
日本は基本しっかり者だが、こういう面では少し危なっかしい。
だからか、いつもどこか目が離せない。
電車のアナウンスが、最寄り駅だということを告げる。
電車から降り、少し迷ったが、コンビニに寄る。
そうしてから、帰宅する。
玄関を開けると、家の中の薄暗さが出迎える。
やっぱり、寝ていたか。
寝室を少し覗くと、日本の寝息が聞こえた。
薄暗くてよく見えないが、何かを羽織って寝ていた。
そのことに安堵し、俺はコンビニで買ってきたものを広げる。
缶ビールを開け、密かな夜の晩酌を始める。
こうするのは、いつぶりだろうか。
残業と繁忙期で忙しく、まともな休息すら取れていなかったからな。
しばらく、ぼーっと飲んでいると、後ろから足音が。
「あ、ドイツさん……。帰っていたんですね、おかえりなさい。」
「ただいま、日本。すまない、起こしてしまったか……。」
日本の方へ振り返ると……俺は固まった。
「……日本、その羽織っているものは…。」
「え?……あ。」
自分の姿を見た途端日本は、顔が赤くなる。
「あ、いや、これは、その……。」
「恐らく、寝るときに手繰り寄せたものが……ドイツさんの上着だったのだと……。」
若干照れながら、必死に弁明しようとする日本の姿に、笑いが込み上げてくる。
「っ……いや、怒ってないから大丈夫だ。」
「ちょっと、笑わないでくださいっ!」
……可愛いな。
日本を手招きし、隣に座るよう促す。
日本はチラッと俺の方を見て、俺の隣に座る。
「せっかく起きたんだ。一緒に飲まないか?」
ビニール袋から、日本酒を取り出す。
こうなることを予想して買っておいて良かった。
……少し、そう願っていたことは、内緒だ。
「いいんですか?」
日本酒を見た日本の目が、キラッと光った。
俺と日本は仕事のこと、仲間のこと、身内のことなどを酒を交わしながら久しぶりに、沢山語り合った。
2人の酔いがだいぶ回ってきた頃、ふと時刻を見ると、24時を過ぎていた。
「……そろそろ、寝るか。」
「もうお開きですか?」
「せっかく早く寝れるんだ。」
すると、日本は少し寂しそうな顔をした。
「そ、それもそうですよね……。」
……俺が、その顔に弱いこと知っていてやってるだろ。
「……ほら、久しぶりに一緒に寝れるだろう?」
そう言うと、日本はぱっと顔を明るくさせた。
「そっか……そうですね。」
嬉しそうに後片付けを始める日本にこっそり笑みを零しながら、俺も一緒に片付けを始めた。
「ふふっ、ドイツさんとこうして一緒に寝るのなんて、いつぶりでしょう。」
ベッドに入った日本は、相変わらず嬉しそうだった。
酒が回っていることも相まってか、いつもより素直だ。
「本当にいつぶりだろうな。」
すると、日本がゆっくり俺に近付く。
……あぁ、そういうことか。
俺はそっと、日本を腕の中へ抱き寄せる。
「……こうしていると、落ち着きます。」
日本が、ふにゃっとした嬉しそうな笑みを浮かべる。
その顔を見て、無意識に日本の方へ手が伸び、俺は日本を撫でていた。
日本は、気持ちよさそうに目を細め、されるがままになっていた。
「……おやすみなさい、ドイツさん。」
「あぁ。おやすみ、日本。」
しばらくすると、就寝の合図を出した日本から寝息が。
その寝顔は、仕事による疲れが残っていながらも、幸せそうな顔をしていた。
その寝顔へ、俺はそっと距離を縮め……。
「Ich liebe dich, meine Liebste.」
そっと、口付けを落とした。
コメント
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美月ゆめか🌸です〜!読んだよ『仕事が早く終わった日の談《ドイ日》』!🥺💕 ドイツさんの日本に対する視点がすごく優しくて、夜の静かな雰囲気にめっちゃ引き込まれた…!最後の「Ich liebe dich」+キス、もうエモすぎて胸がギュッてなった😭💞 お互いの存在が自然に隣にある感じが尊すぎる…次の話も絶対読みたい〜!📖✨