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あれから、テヒョイヒョンは一言も喋らなくなった。
周りの兵隊さん達も、声をかけずらそうだった。
僕だけでも、テヒョイヒョンのそばに居ようとずーっと近くにいた。
時々、明るく話しかけて、ヒョンを笑顔にしようと試みた。
🐰「ヒョン!ヨンタンとバム、遊んでますかね!僕も早く帰って、遊びたいな〜!」
🐰「ヒョン!見てください!綺麗な石を見つけました!」
いつものように、僕がそう言うと
🐯「ッ!うるさいんだよッ!ずーっと”ヒョン”“ヒョン”って、子供じゃないんだから静かにしてよッ!!」
テヒョイヒョンは、怒ってしまった。
僕が唖然としていると
🐯「話しかけるのは、用事がある時だけにしてよ…」
睨みつけて、行ってしまった。
嫌われちゃったかな…
ダメだダメだ!
僕が、ジミニヒョンの分もテヒョイヒョンを笑顔にさせないと!
ジミニヒョン、見ててください。
僕、必ずテヒョイヒョンを笑顔にしてみせますから。
僕がいつものように、テヒョイヒョンについて行きながら言った。
🐰「ヒョン!帰ったら何食べたいですか!僕は、美味しい物を沢山食べたいです!」
ニコッと笑いながら言うと
🐯「だから、話しかけないでって!!」
怖い目で見られた。
🐯「ジミンがいないのに、美味しいわけないじゃん!ヒョン達だってッ…帰って来るか分からないのにッ!!」
🐰「でもッ!」
僕が言い返そうとすると
🐯「でもじゃないッ!!」
🐰「ッ…」
🐯「お前は良いよな、そうやってヘラヘラ笑えてさ。
少しは、ヒョンの気持ちも考えろよ…」
牙のような言葉を突きつけられた。
心がボロボロになったようだ。
僕は、その場に崩れ落ちた。
あの言葉が、心から消える事はなかった…