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???side
俺達は今日、ある女性に買われた
その女性は俺と一瞬だけ目があった女性だった
明るめの茶色の髪
蒼色の目
雪のように白い肌
その人を見た瞬間、何故か
『この人なら助けてくれる』
そう思ってしまった
未だに分からない。
何故あの人を見たら
不思議な気持ちになったのか
皆はただただ怯えていた
無理もない。
あんな仕打ちをされちゃ、
誰だって人が怖くなる
俺だって、本当は怖い。
あの人は見かけはすごく優しそうだった
だが、人は見かけで判断してはいけない
この世の中に散々、痛いほどに
教えられた
俺達はあの人に心を開くときが来るのだろうか…
あの人は俺達の心を満たしてくれるだろうか……
???side終了
神楽「あ、いた(折角逃げられるチ ャンスだったのに。 逃げたら殺される…とか思ってるのかな)」
そんなことしないのに…と
神楽は呟いた
神楽「君達、もうこっち向いてい いよ」
6人「ビクッ」
子供達はゆっくりと神楽の方に
向いた
神楽「さっ、行こうか。着いてき て」
緑の目「え?何処に?」
赤の目「ちょっ!馬鹿っ!!!!」
緑の目「あッ!す、すみませんっ!!」
神楽「大丈夫だよ」
緑の目「(あ、れ?…殴らない……?)」
赤の目「(???が殴られなかったのは 良かったけど……)」
神楽「(絶対゙何で殴らないんだ?”
って思ってるよね)」
赤の目「うわぁ綺麗な空だ…」ボソッ
紫の目「うん…初めて見た…」ボソッ
神楽「え、夜空見るの初めてな の?」
赤と紫の目「「!!」」
神楽「夜空を見たことないなん て……(そんなに過酷な生活を…?)」
赤の目「え、あ、勝手に話してす いませんッ‼」
紫の目「す、すみません‼」
神楽「………(え、私予想以上にビビ られてる)」
黄の目「お、お願いです!二人を殴 らないでください‼」
青の目「勝手に話さないようにす るのでッ‼」
神楽「(いいね、怯えながらも仲間 を助けようとしてる…)」
緑の目「ッ……」
緑の目の子は二人の間に割り込み庇うようにたった。
神楽「(凄いねぇ、自分が殴られる っていう恐怖がありながら…)」
子供達の目には涙が浮かんでいた
神楽「…夜空ってさ、見てるだけ でいい気持ちになるよね」
6人「……え?」
神楽「こんなに綺麗に星が見えて さ、凄いと思わない?」
6人「え…あ……」
神楽「こんなに綺麗に見えるなん て久しぶり……今日はいい日だな」
黄の目「(いい日?何処がッ‼)」
紫の目「(俺達からしたら最悪の日だッ……)」
神楽「……あ、やっと来た」
ブロロロッ
景「神楽様、申し訳御座いません 遅れてしまいました…」
神楽「全然、迎えに来てくれただ けで有りがたいよ」
景「これしき、容易い事です…」
景は神楽の後ろにいる
子供達を見た
景「神楽様、その子供達は…」
神楽「闇オークションで目玉商品 だった子供達。そこの水色の目の子と目があって、いてもたってもいられなくて」
水色の目「!(気づいてた!)」
景「なるほど…ではお車にお乗り ください。帰りましょう。」
神楽「そうだね。君達、こっち」
神楽は手招きをした
水色の目「………」
水色の目の少年は神楽の方へ
歩いた
黄の目「ちょ?!」
水色の目「皆も早く来なよ」
5人「ッ………」
他の子供も後に続いて歩いた