中に入ると、コの字に席が並んでいて、真ん中にはガラスのテーブルがあった
そして車の中は花の香りが漂っていた
神楽「…そういえば、自己紹介が まだだったね。
私は如月神楽。20歳で家の当主だよ。そして運転している人が如月景。私より2つ上で、執事をやって る。」
景「宜しくお願いします。」ニコッ
景は前を見ながら挨拶をした
神楽「私の家には執事やメイド が 沢山いて、三人の男子がいるんだ。その三人はまぁ、君達の兄みたいになるのかな?皆優しいから、困ったことがあれば気軽に話しかけてね」
6人「………」
神楽「……次はそっちの自己紹介 だよ」
紫の目「(は?信用もしてない奴に 名前なんて教える訳…)」
緑の目「(何で名前なんて教えなき ゃいけないんだよ‼)」
青の目「(でも…教えなきゃ殴られ るかも……)」
神楽「(…うん、何となく教えたく
ないって思うと思った。でも、教えてくれないと何て呼んだらいいか……)」
水色の目「…俺はNakamu。10歳です。」
5人「?!」
神楽「Nakamuか…いい名前だね」
Nakamu「そう……ですか?」
神楽「私は好きだよ。その名前」
Nakamu「あ、ありがとう…ござい ます////」
緑の目「は?え?何でNakamu名前言ってんの?!」ボソッ
青の目「で、でも一応、名前言っ とかないとまた……」ボソッ
黄の目「言うしかない…よな」ボソッ
赤の目「えッでも…ガタガタッ」ボソッ
青の目「…分かった…俺から言う」 ボソッ
紫の目「あ…えッ…???‼」ボソッ
青の目「…俺はきんとき…です。」
黄の目「ッ……きりやんです。」
紫の目「スマイル…です……」
赤の目「……Broooock…です。」
緑の目「………シャークん…です。」
神楽「きんとき、きりやん、スマイル、Broooock、シャークんだね…」
神楽「私の事は好きに呼んでね」
景「………神楽様。」
神楽「どうした?」
景「あれを…」
景が指したのは木の上にいる人影
神楽「チッ……影か」
景「そのようです。」
6人「???」
景「どうします?」
神楽「……殺ってくる。車はこのま ま家に。すぐ終わらせる。」
景「分かりました。お気をつけて。」
神楽「嗚呼」
神楽はカラスの仮面をつけて
車の屋根から外に飛び降りた。
6人「?!」
景「ご安心を。神楽様はすぐに戻 ってこられます。」
Nakamu「(一体外に何の用が?)」
モブ影「あの車に如月神楽が…」
神楽「はい、こんばんは」
モブ影「!?」
神楽「呼ばれたので来ましたよ。 影の部下さん?」
モブ影「なッ…ば、馬鹿なッ!?」
神楽「いい加減諦めてくれません か?貴方達の相手をするの、もう飽きてしまったんです。」
モブ影「知っているだろう…俺達 のボスと最高幹部はお前を手にいれない限り、何度でも奇襲すると。」
神楽「嗚呼、嫌ってほど知ってるさ」
モブ影「ならお前の大事な仲間が 殺されないうちにさっさと…」
ザシュッ🔪
モブ影「カハッ!?」
神楽「私の仲間が…何だって?」
モブ影「ア…ガ…(攻撃がみ、見えなかった)」
神楽「言っておくが、私の仲間は お前らなんかに殺られない。私の仲間達を舐めるなよ?」ギロッ
モブ影「ッ……」
神楽「まだ息があるうちにボスに 伝えるんだな
『お前達の仲間になんか
死んでもならない。』
……と。」
モブ影「クッ…‼」
影の部下は姿を消した
神楽「いつかテメーを殺してやる ___________!!!!」
きりやん「(外に何があったんだ?)」
Broooock「(何も無かった筈だけ ど)」
神楽「戻った」
6人「うわっ?!」
神楽「そんなに驚く?」
ヨッと屋根から入ってきた
景「どうでしたか?」
神楽「またアイツだった…たくっ 何度も何度もしつこい奴だな」
景「全くです。」
神楽「疲れた…帰った頃には風呂の準備ができているようにしてもらおう」
ピッピッ
プルルルッ
メイド「はい!神楽様」
神楽「後十分くらいで着く。その 間に風呂の準備をしといてくれる?」
メイド「畏まりました!お夕食はど うなさいますか?」
神楽「闇オークションで買った6人 の子供の分もお願い」
メイド「畏まりました!他のメイド やシェフにお伝えしますね!」
神楽「嗚呼、宜しく頼む」
プツッ
神楽「……これでよしっと」
Nakamu「神楽さん…あの……」
神楽「どうした?」
Nakamu「神楽さんは何で俺らを 買ったんですか?」
スマイル「お、おいッ!Nakamu‼」
神楽「いいよ…そうだな何で買った…か。君達が今にもこの地獄から逃げたしたいッて顔してたからかな?」
6人「?!」
神楽「後は……(昔の自分に似てた から…でも何よりも)」
6人「???」
「私が救ってやりたい」
神楽「と思ったからかな」
6人「!!!」
神楽「安心しなよ。君達をもの扱 いするつもりはこれっぽっちもないからさ」
シャークん「(う…嘘だ…)」
きんとき「(救ってやりたいってい うだけで……?)」
神楽「まぁ信じるか信じないかは 君達次第だけどね」
6人「…………」