「ただいま帰りました、リリー……」
今日は年に数回ある街の管理者達との話し合いの日だったので、普段あまり自ら足を進めない街へ赴いていたのだ。
この話し合いは毎回雰囲気が重く、凄く嫌いだ。
街をよりよくするため真剣なのは分かるが、どうにも空気が重いのが苦手な性分なので、それが嫌だった。
帰ってきて早々堅苦しい神父服を脱ぎ、シャツとズボンだけのラフな格好になる。
今までだったら、このまま直ぐにベッドで眠り休息をとってしまうところなのだが、今は一人きりの部屋じゃない。
窓際に二脚置かれている椅子の一脚をベッドの横に持ってきて、そこにやや雑な動作で座り込んで眠り続けるリリーに向かってぶつぶつと独りごちる。
傍からみればただの変人だ。 わかっている。
でもなんだか静かなリリーに喋っていると、まるで全てを受け止めてくれているようで、気が軽くなるのだ。
この穏やかな時間が心地良いなと思う。
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遅れてしまい、誠に申し訳ありません…。
急ぎで打ち込んだ為後々修正する可能性があります。
次のお話で少し展開が動きますので、次も読んでくださると嬉しいです 。
初の連載形式のお話で色々とぐだぐだしてしまっていますが、生暖かい目で見て頂けると有り難いです。何卒、よろしくお願い致します。🙇♂️
by.投稿時間遅刻した作者
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