元貴side
滉斗『下履いてる!?///』
元貴『履いてるよ、?』
滉斗に驚いた声で言われ、少し戸惑いながらも
僕は上に着ている滉斗の服を少し上げて見せた。
滉斗『っ…ちょっと俺も風呂入ってくる、///』
元貴『う…うん、?』
滉斗『俺の部屋で待ってて、』
そう言うと滉斗は少し急いでお風呂場に
向かって行ってしまった。
滉斗の部屋ってどこよ…
2階かな…?そう思い僕は階段を上がる。
階段を上がると2つの部屋があり、
1つの部屋はドアが開いていて、
もう1つの部屋は閉まっていたので、
僕は開いている部屋に入り、
机の椅子に座った。
…滉斗の部屋、か…
空手やってたみたいだからトロフィーとか
置いてあるのかなって思ってたら、
何も飾られてなくて少し驚いた。
僕が辺りを見渡していると、
少し大きめな足音が近づいてくる事に気づいた。
滉斗だとしてもこんなに足音大きいっけ…
お風呂上がるの早いし、、
僕が考えていると近づいてきた足音の正体が
分かった。
??『…誰?』
すらっとした見た目に滉斗と似ている顔立ち、
滉斗より少し身長が高い方だった。
元貴『…へ?えっと、、
滉斗の、かのっ…友達の大森元貴です、』
僕がそう言うとその方は僕をまじまじと
見つめてから言った。
滉兄『あ滉斗の彼女?
初めまして 滉斗の兄です』
…この人勘違いしてる、?
元貴『あっ…よろしくお願いします、
あの…僕、男です、、』
滉兄『え、まつ毛長いし目でかいし、、
…男なんだ、』
元貴『はい、』
…何これすんごい気まずい、
何話せば良いの?僕は何をしたら良いの?
やばい分かんないどうしよう…
僕が慌てていると、滉斗のお兄さんは
優しい口調で僕に言った。
滉兄『滉斗に部屋で待ってろって言われたの?』
元貴『あ、はい、そうです、』
滉兄『…ここ俺の部屋だけど、』
元貴『嘘!?ごめんなさい僕勝手に…!』
僕が慌てて椅子から立ち上がろうとした時、
何かに引っ掛かって転びそうになった。
元貴『ぅわっ…』
滉兄『大丈夫?』
滉斗のお兄さんが僕を支えてくれて、
怪我をすることはなかった。
元貴『すみません、ありがとうございます、///』
滉兄『全然』
怪我をすることはなかったけど、
思いっきり滉斗のお兄さんに抱きついたから
距離が近い。今滉斗が来たら…
そう思った時ふと前を向くと、
口をへの字にして立っている滉斗がいた。
滉斗『…(‐ ‐”)』
元貴『滉斗っ…///』
滉兄『お前部屋ぐらい案内しとけよ』
滉斗のお兄さんがそう言うと、
滉斗はむすっと口をへの字にしながら
滉斗のお兄さんの腕を退けて
僕をぐいっと引き寄せた。
元貴『…滉斗、?///』
滉斗『何もされてない?』
滉兄『しないわ 嫉妬してんの?笑』
滉斗のお兄さんがにやっと笑いながらそう言う
と、滉斗はぶわっと顔を赤く染めながら言った。
滉斗『黙れ、////』
滉兄『お前元貴くんのこと大好きだもんね〜笑』
元貴『っ…!///』
僕が驚いたような顔をすると、
滉斗のお兄さんはにこっと微笑みながら言った。
滉兄『学校に可愛い子がいるとか
今日話せたとか一緒に帰れたとか言ってるよ笑』
滉斗『余計な事を…!///怒』
元貴『…////』
僕が恥ずかしくなって下を向いていると、
滉斗のお兄さんがにやっと笑いながら言った。
滉兄『良かったねこんな可愛い彼女ができて笑』
滉斗『…手出したら骨折るから、///』
滉兄『はいはい笑』
滉斗『元貴おいで、///』
そう言って滉斗は耳まで赤くしながら
隣の部屋へ歩いて行った。
僕は慌てて滉斗のお兄さんにお辞儀をしてから
滉斗について行った。
…仲良さそうだなぁ、
コメント
2件
滉兄恋のキューピットですかぁありがとうございます🙏滉兄いい事言うねぇ