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mico
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池田さん
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俺は別にそんなつもりじゃなかった、、、メンバーから
【ぶりっ子すんなって〜】
【その行動勘違いさせるって】
【可愛いは、ふざけて言ってないから】
とか、言われていた。
でも、俺はネタぐらいにしか思ってなかった。
その行動が俺の心にトラウマを植え付けるなんて、、、
吉『お疲れ様です。新しく入ったスタッフさんですよね?俺リーダーの吉田仁人っていいます。これ、よかったらどうぞ。』
緊張してるであろう新しいスタッフに笑顔で飲み物を渡しておく。
一応リーダーとしてきちんと挨拶はしておかないとなって考えての行動をしたつもりだった。
スタッフ「あ、ありがとうございます」
塩「今の顔なに??」
吉『は?何ってなにが?』
塩「嘘やろ?無自覚かいな」
吉『???意味わからん。』
塩「はぁ〜その上目遣いに笑顔、、、勇ちゃんから何回注意されてんの?」
吉『勇斗の考えすぎだろ?俺男だぜ??揶揄うのやめろよ』
塩「まじかよ。揶揄ってるんちゃうねんけど、、、メンバーも心配して言うてるんやけどな、、、」
俺は太智に言われても理解出来なかった。
俺がかわいい??意味がわからん。
その忠告を俺は知らんぷりしていた、、、
それから、1か月くらいした頃から異変が起き出した。
吉『あれ?どこいった??』
曽「仁ちゃんどうしたん??」
吉『いや〜乾燥したからリップ使おうとしたんけどなくてさ〜』
曽「また、衣装のポケット入れてるんやない?」
吉『いやぁ〜撮影する前に使ってカバンに入れたはずなんだけどね〜』
曽「え〜」
吉『まっ、いいや、、、また買うか。』
その後も立て続けに物がなくなることがあった。
でも、元々忘れる癖がある俺はあまり気にもとめていなかった。
吉『まって、今回はやばいっ。家の鍵がない!!』
何度探してもない、、、カバンをひっくり返しても、ない。
吉『やばい、、、』
どうしよ、大好きなキャラクターのぬいぐるみ付きの鍵。大きめのぬいぐるみだから、落ちてたらわかるはずなのに。
「吉田さーん!撮影なので、来てくださーい!」
と呼ばれた為、また後で探すしかない。
雑誌撮影をしているが、鍵がなくなってしまい落ち着かない俺。
ソワソワしていると、集合写真で隣にいた勇斗から声をかけられた。
佐「どうしたの?」
吉『えっ?』
佐「いつもより、落ち着きないから、、、」
吉『それがさ、、、家の鍵無くした』
佐「はっ?それやばいだろ?いつからないの?」
吉『楽屋に入った時はカバン中あったはず。』
佐「まじかよ?撮影終わったらメンバーと探そうぜ。」
吉『ありがとう、、、』
撮影が終わり勇斗からメンバーに説明し、みんなで楽屋を探すことになった。
塩「どうやったら、あのぬいぐるみのついた鍵失くすんよ笑」
山「落ちてたらすぐわかるよね。」
佐「カバンもっかい見てみれば?」
吉『えぇ?さっきも見たはず、、、嘘、、、あった。』
曽「仁ちゃんあるやん!」
撮影前は、カバンまでひっくり返して見て確認した、絶対なかったはずなのに、、、
そう思いながらも、見つかった事に安堵しあまり深く考えなかった。
吉『すまん笑俺疲れてるかも笑』
数ヶ月後
レコメン終了ごクタクタになりながら自宅へ帰った、溜まった郵便受けの中を持ちリビングで見ていた時だった。
中には必要ないチラシに混じって大きめの茶封筒が入っていた。
吉田仁人様って書いてあるから俺には間違いないが、裏には名前すら書いていない為誰からかはわからない。
吉『なんだこれ?』
中には大量の写真が入っていた、、、
震える手で一枚一枚確認すると、俺の仕事場だけでなくプライベートの写真まで盗撮されていた。
吉『うそだろ、、、きもちわるい、、』
吐き気がくるのを抑えて、マネージャーかメンバーに相談しようと悩んでいた時
ピコンと俺の携帯が鳴った、、、
恐る恐る確認してみると送り主不明のメール。
吉『ヒッ!!』 ガタン
俺は内容を見た瞬間恐怖で携帯を投げてしまった。
【愛する仁人へ
おかえり、今日も遅くまで仕事お疲れ様。
仁人のおかげで俺も頑張れるよ。
そういえば、封筒見てくれた?可愛いでしょ?
俺はどこにいても、仁人のことわかるんだ。
だからね、、、この事を誰かに言ったら
メンバーが死んじゃうかもよ?】
という、脅しのメール。
相談すればいいのに、俺はメンバーの顔が浮かんだ時、怪我をさせたらどうしようとか、それ以上のことをされたらと考えるうちに言い出せなかった。
吉『おれが、、、我慢すれば、、、』
それからも毎日メールは届く、、、
最初は【かわいね】【愛してる】などだった。
でも、どんどん酷くなりメンバーと喋っているだけで【俺の仁人に触れやがって】【俺のものだろうが】など狂気的な文に変わっていった。
毎日監視されている恐怖、、、
でも、メンバーを傷つけられたらと考えると
、嫌な想像しか浮かばなかった。
俺は少しでもメンバーと触れ合わないように気をつけた、、、
でも、その異変にメンバーは気づいていた。
それもそのはず、仁人はあれから変わっていた。
容姿は以前のようなふっくらじゃなくて、痩せ細り顔色も悪い。
それだけじゃなく、毎日怯えたように周りをキョロキョロ見たかと思えば震える体を自分で抱きしめている。
山「勇ちゃん、、、仁ちゃんおかしくない?」
佐「俺も、数ヶ月前くらいからだよな?」
塩「そうよな、、、この前後ろから声かけただけで、怯えてた。」
曽「前みたいに抱きついただけで、振り払われたで、、、」
佐「何回も聞くけど答えてくれないんだよ。」
そんな話をメンバーがしてるとはつゆ知らず、、、
俺はふらつく体に鞭をうってダンスレッスンを開始した。
ライブも近い為、振り入れをしている時だった。
目の前がぐにゃっと歪んだ。
吉『ッ!!』
手を着こうにも体が言うことを聞かない、、、
あっ、ぶつかるっと思い目を瞑った。
いつまで経っても衝撃はこず、
暖かい温もりに包まれる。安心するような見知った匂いがした。
佐「っ!焦った!!大丈夫か仁人!?」
目を開けると勇斗だけじゃなく、メンバーが心配そうに覗き込んでた。
佐「仁人どうしたんだよ。こんな痩せて、、、お願いだから教えてくれよ、、、」
勇斗の悲痛な叫びに口を割ろうとした。
吉『….おれ…』
ピコンとまた俺の携帯が鳴った
ゾッと俺の背筋が凍った、、、
見ないでもわかる、あいつからのメール。
【言ったら メンバーを殺す】が頭を支配した。
吉『ッ!!離せっ!!』
どんっと勇斗を突き飛ばす
その行動に勇斗だけじゃなく、メンバーも目を見開きびっくりしている。
吉『ご、ごめん。大丈夫、大丈夫だから。』
俺自身に言い聞かせるように大丈夫と言いながら自分で体を抱きしめた。
吉『今日、俺帰るから』
この空気に耐えることができず、メンバーの顔も見ずに一言残してレッスン室を飛び出た。