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ポオ乱

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ポオ乱

1 - 推理勝負はまたの機会。

♥

3,425

2022年01月11日

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お久しぶりです無花果です。テラーにはポオ乱が無いんですね。私は好きです。みなさん沼ってください。

    注意⚠️

    ポオ乱

 地雷な方は回れ右。






___________________________________________


ドタドタと足音がする。

乱歩くんであろう。まぁ我輩の家に出入りするのは乱歩くんしかいないのであるが。

ガチャリ


「ポオくーん!」


毎日の様にやってくるが、


「新刊はまだなのである…」


「それ2日前にも聞いたぁ~!もうちょっとさぁ、速く書けないの?」


「わ、我輩は遅筆なのである…!!」


出来たら連絡すると言うのに、何故乱歩くんはいつも我輩の家に来るのだろうか。

新刊が無ければ我輩の家に来る必要等無かろう?

まぁ乱歩くんはカールと仲良く遊んでいて暇そうにはしていないであるが。

カールは我輩には懐かないものの、乱歩くんには見ての通りべったりだ。何故。


「ポオくん、ちょっと五月蝿い」


我輩何か喋っていただろうか…?


「視線が五月蝿いの!速く原稿書きなよなんで僕の方じろじろ見てるの!」


えぇ…


「あと僕がポオくんの家に来るのは新刊が見たいからじゃない!」


「…じゃあ何故…?」


「そのくらい自分で考えて…」


「カール目当てであるか?」


「違う」


「暇潰し?」


「ちがぁーう」


「なんとなく?」


「ちーがーうー!」


「特別にヒントを与えてやろう!」


乱歩くんが立ち上がって我輩の方に向かってくる。

何をする気なのか考えた。解らない。

考えている内に乱歩くんの顔がすぐ近くに来ていて、後退さろうとするものの乱歩くんに頭を押さえられ、リップ音が鳴った。


   は??

リップ音が鳴った…?詰まりは乱歩くんの唇が我輩の唇に触れている訳であって。


「ヒントはおしまい!あとは自分で考えてね!」


未だぽかーんと放心している我輩に乱歩くんがひとつ。


「君、僕の事好きなのバレバレだよ」


自分でも気づかなかった感情をバレバレだと言われて、既に我輩はキャパオーバー。


「我輩の負けである…」

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