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ゆいらーめん
867
#オリジナルストーリー
犬皮2
242
「今日もご飯買って行くよね?」
バイト終わり、日高くんは休憩室に入るなり言う。あら、少し積極的になった?
「うん。そうしよう」
あたしは着替えも終わっているので日高くんの準備を待つ。
「じゃあすぐ着替えるから」
他の人が来ないうちにと思って急いで来たのかな。
ささっと着替えると荷物を持ってドアに向かう。
「お?日高、早いな」
「はい。お先に失礼します!」
「香川さんもお疲れ」
「お疲れ様です」
「そんなに急がなくてもいいのに(笑)」
「どこに行くのか聞かれたら困るかなって」
「ただ、一緒に帰るだけって言えば大丈夫だよ」
「あ、そうか」
自分では何するかわかってるから浮き足立ってるのね。
バイト先を出てからは迷いのない足取りで進む。この前とは大違い。まぁ、あの時はどこに行くの知らなかったんだもんね。
コンビニでの買い物も手早く済ませ、真っ直ぐに進む。
ラブホに着いても入口で戸惑うことなく颯爽と入っていく。
「今日はどの部屋にする?この凄そうな部屋にする?」
指差したのは明らかに派手な部屋。
「普通のでいいよ」
値段も倍近くする。
あたしはシンプルな部屋を指し、
「ここでいいんじゃない?」
「え?そう?それじゃ…」
ボタンを押すと小窓から声がする。
「はい、鍵ね。ご精算は帰りにお部屋で」
もう驚かない。
鍵を受け取りエレベーターに向かう。
部屋に入るなり、
「お風呂にお湯、入れとくね」
あらあら、気が利く。
今日の日高くんは自主的に動いてる。
あ、もう戻ってきた。早い。
「じゃあご飯にしよっか」
2人、ソファに座り食べ始める。
「あっ、TVも点ける?」
観たいのかな?
「んーご飯食べてからでもよくない?」
「あ…そっか」
「観たいなら点けてもいいよ?」
「ううん、食べてからにするよ」
「で?どうして今日は誘ってくれたの?」
「いや、それは…なんかこの前、香川さんと旅行に来たみたいで楽しかったから」
「そ?あたしも楽しかった」
日高くんの顔が明るくなる。
「お風呂!今日も一緒に入っていい?」
「あ〜日高くんのエッチ(笑)」
なーんて、こんなとこに来ておいて今更エッチなんて。
「じゃあ食べ終わったら一緒にお風呂、ね?」
今日のお風呂もジャグジーとライティングが素敵だった。
「あ~気持ちいい」
「ふふっ、日高くん、本当に気に入ったんだね」
「うん。こんなに大きなお風呂でジャグジーもあるなんて、本当に旅行にでも来たみたいだよ」
旅行。そうだな…日高くんとなら旅行もいいかも。なんて想像してみたりして。
「いつか2人で旅行なんて…」
あら、日高くんも同じことを考えて?
「ふふっ、それもいいかもね」
あたしはくるりと背中を向けて日高くんに背を預ける。
「あっ」
「恋人みたいに?」なーんて。
「ぼ、僕は香川さんがいいなら!」
え?
「それは旅行のこと?…付き合うって話じゃないよね?」
「両方だよ」
「あたしみたいなのやめときなよ。みんなとエッチしてるんだよ?」
「それは…それは僕とだけの方がいいけど…」
「でもあたし、ストレス発散て訳じゃないけど、休憩室でのエッチも嫌いじゃないし」
「…今日も…今日は佐々木さんと…?」
「あ、ううん。今日はやめといた」
「え、そうなの?」
「うん。ここに来る予定だったしなんとなく」
「そうなんだ」あ、嬉しそう。
コメント
1件
あ〜もう、この2人の距離感がまた絶妙に変わってきててエモすぎる!😭💕 日高くん、前はあんなに緊張してたのに今日は颯爽とラブホ入ってく姿、成長したな…ってちょっと感動しちゃった(笑)しかもお風呂にお湯入れてくれるとか気遣える男じゃーん! 「恋人みたいに?」って香川さんが冗談っぽく言ったとこ、めっちゃドキドキした…!日高くんの「両方だよ」が純粋すぎてキュン死にしそうだったけど、香川さんの「みんなとエッチしてるんだよ?」には胸がギュッとなったよ…🥺でも今日は佐々木さんとやめといたってとこ、ちょっと期待持たせる感じでじーんときた! 次の展開、読みたすぎる〜!🌸