シェアする
「 漱遅い…ってあ、細川君だ。 」
体育館から顔を出した辰が言う。
「 んお、仁木じゃねーか。久しぶり。 」
と2人が話している。
「 え、辰、こんなやつと会ったことあったっけ 」
「 あの、俺の妹の冬と細川君の妹の菜乃羽ちゃんが仲良くって…学童の迎えに行ったら偶々会って… 」
辰がそういうと、けいとは俺に背を受けて言う。
「 豊岡漱。俺は中学の時みたいに、弱くないぞ。 」
中学の時、か。
「 愉しみデス。 」
そういってると蘆谷先生が来て怒られた。めちゃ怒られた。俺悪ないやろ。