※小峠✖️南雲かぶなぐです。何故少ないのだ…ッ
めちゃくちゃ甘える南雲の兄貴に夢をみたい。そんな南雲の兄貴に骨抜きな華太きゅん。
『かーぶとー♡』すりすりッ♡
『ぐうう”…ッッッッ』(くっそ可愛い)
俺は天羽組の小峠華太。
今、最高に可愛い歳上の恋人を前に理性を試されてるアラサーの極道だ…。
俺の自宅で恋人である南雲の兄貴と酒盛り中…。
スーツではない南雲の兄貴は風呂上がりで、
首周りが空いたざっくりとした白ニットにラフなパンツ姿。
そんな可愛いらしい格好で俺の膝の上に座っている。
だいぶ酔ってるようでこうして密着してきて頬を撫でられたり頬にキスをしてくる。
……押し倒したい。
いやダメだ、明日は早番で俺達ふたり遅刻厳禁だ。
今手を出したらこの甘え上手な兄貴と朝までヤる。
『…むぅ…なんだよぉ 華太、ちゅーしないのかぁ?』
……拗ねたお顔も最高に可愛いな俺の恋人…!
『あの……南雲の兄貴…』
『…………』
『南雲の兄貴…?』
『………名前呼んでくれないから、やっ!』ぷいッ
『ふぐぅッッッ』(ギュンッッッ)
やっ!ってなんなんだ。
可愛すぎて心臓が止まりかけたぞ。
『あ、あのですね梗平さん……』
『! えへへ…名前呼んでくれたぁ…』にぱぁ
『ぐはッッッ』(ズキュンッッッ)
今確かに心臓を狙撃された。
このままでは本当に心臓がもたない。
死因が恋人が可愛すぎてとかアホなことになる。
『ごほん!…梗平さん、明日俺達朝が早いので…そろそろ寝ましょうか』
『…もう寝るのかぁ?』コテン
『(可愛い可愛い可愛い)ね、寝ないといけません…(俺の理性の為に…)』
『んー……まだ眠くないけど……』
耳に髪をかける仕草が色っぽい。
ピアスを外した兄貴の耳は酒のせいなのか体温が高いのか…
少し紅い。
『華太が一緒に寝てくれるなら……寝る……』
『(は⁇なんだこの可愛い生き物は⁇⁇)』
『あと、おやすみのちゅーしろぉっ』すりすり♡
『………』(ブチッ)
俺はなるべく尊敬する兄貴分のせいにしたくないが…。
『……今のは梗平さんがわるいです』
『え?…んッ!』
ちゅッ♡チュッ♡レロォ…♡ちゅッ♡
逃げないようしっかりと兄貴の細い腰を掴み艶々な唇を堪能する。
『んんうッ♡ちゅッ♡ちゅッ♡ぷはッ♡かぶ、と…ちが、んうッ♡チュッ♡』
恐らく本当に普通のキスを考えていただろう。
口内に舌を入れて逃げる舌をしっかり絡ませる。
酒の味と兄貴の唾液……美味しい、という感想は胸の中に留めた。
ようやく唇を離すと、
それはもう蕩けた顔の兄貴がぽーっとこちらを見上げていた。
『はぁ…はぁ…♡』
据え膳。
そんなワードが脳裏に浮かんだ瞬間、
『ぐうッ!』ゴスッッッ
俺は思いっきり自分の顔面を殴った。
『………ふーッ………梗平さん、さぁ寝ましょうね』
『…ん…♡』
大人しくなった兄貴を抱っこして、
俺達は寝室へ向かう。
勿論、その後は普通に寝た。
普通に、だ。
そう…俺の理性が勝ったのだ。
『か、華太……なんか…昨日はすまん…』
『いえ、気にしないでください』
俺の顔面の痣に青ざめる南雲の兄貴。
たぶん、俺のことを酒の勢いで殴ってしまったとか勘違いしてるのだろう。
『酒のせいにするつもりはない!
なんでも言ってくれッ
お詫びになんでもするから!』
『なんでも…⁇』ピクッ
兄貴のせいではないと訂正しようとしたが…
訂正をやめた。
『……なら、また改めてお詫びは考えますね』
『あ、あぁ…』(なんか悪寒が…)
続く、かも?
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