🤡「はッ、はッ…」
私は今、走っている
事の発端は半年以上前、突然こめしょーが行方不明になった。
その時の事はショックすぎて何も覚えていないが、私は相当焦っていた……と思う…
何の手掛かりも見つからずに迎えた今日、数分前にるざぴがとある写真を私に送ってきた。
“雨栗さーん、みてみてー”
そこには手錠をかけられ虚ろな目をしたこめしょー。
🤡「は…………………………えッ?w」
もう一周回って笑いが込み上げてきた。
それと同時に涙も出てきた。
気が付いたら外に出ていた。
風の音が耳のすぐ近くで聞こえる。
るざぴは気が狂ってしまったのだろうか?
前々からるざぴは私に好きな人がいると相談をしていた。
その“好きな人”はこめしょーだった?
色々な考えが頭の中をぐるぐると巡っては消える。
体を動かしている内にとあるマンションのるざぴの部屋の前に着いた。
インターホンを押してもどうせ出ないだろうから無理にでもドアを開けよう。
息を整えながらドアノブに手をかける。
ドアは鍵はかかっておらず、難なく開いた。
🤡「えっ…?」
ちょっと拍子抜けした。
誰にもバレないようにしてるんじゃないの?
🤡「すぅ、…はぁ」
ゆっくりと深呼吸。
何をされるかわからないけれど、2人を助けるために入らなきゃ。
なるべく音をたてずに廊下を歩く。
るざぴの自室は確か…突き当たり。
電気の点いていない廊下を一歩、また一歩と歩く。
やっとるざぴの自室に着いた。
🤡「……よし…」
ゆっくりと部屋のドアを開ける。
今にも心臓が破裂しそうだ。
ガチャッ
💧『あ、雨栗さぁん。やっぱり来たんだぁ』
🍚『ッ………?』
ニコニコと笑っているるざぴと目にハイライトの無いこめしょー。
🤡「こめしょー?…ねぇ、こめしょー!」
🍚『…』
こめしょーは何も言葉を発さない。
🤡「るざぴ。こめしょーに何したの?」
💧『ん?何もしてないよ?ただ毎日“アイ”を伝えていたら、いつの間にか喋らなくなっちゃった!』
🤡「“アイ”……………?」
相変わらず笑っているるざぴ。
その笑顔が憎くて、
でも恐ろしくて
ただただ立ち尽くすことしかできなかったんだ。
💧『そう、アイ。』
るざぴは私に構わずすぐに話しはじめた。
そしてぺらりとこめしょーのパーカーをめくり、腹部を見せる。
🤡「ッう⁉」
目を疑った。
こめしょーの腹部。
そこに薄橙色は無かった。
紫を越えて黒っぽくなった痣。
赤黒い切り傷。
まさに今、殴られたような鮮やかな赤い傷まで、
恐ろしい程、殴られたような跡があった。
💧『ね?』
私を見つめてきた目は深い闇。
こめしょーとるざぴを交互に見る。
どうにか2人とも助ける方法はないだろうか。
片方を見捨てる?
そんな考えが頭の中を掠める。
🤡「ッ!」
だめだ。
どうにか2人とも…
どうしよう。どうすればいい。どうすれば…
🍚『あ、まぐッり゛……………?』
🥐
切ります。新しいネタはうまく書けなかったのでつづきを書こうとしたらめっちゃ長くなっててびっくり(・・;)また気まぐれにつづき書きます。
ネタは沢山あるのになぁ…5分だけでもいいから才能くれぇ
次はbzl社かも