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是非、なんでもいいので書いて見てね!多分読むよ!多分!
こんなところにコメント機能があった
僕はしばらく泣いた後、眠りについた。
ーーーー翌日ーーーー
看護師「おはよう、れいくん。今日はとっても暖かいよ。沢山食べて早く元気になろうね。」
零(幼少期)「…」
僕は何も言わずに食べ始めた。
かろうじて完食することができた。
看護師「偉いね、れいくん。全部食べれてすごいよ!」
だが、僕はすぐに吐いてしまった。それからは、食べては吐くの繰り返しで、次第に食欲も無くなっていった。
ーーー数日後ーーーー
看護師「れいくん。少しでもいいから食べよう」
零(幼少期)「…」
看護師「ほら!ゼリーならお腹に優しいし、一口だけでも食べないかな?」
零(幼少期)「いならない…食べたくない」
少し時間が経ち、先生が僕を訪ねて来た。
先生「やぁ、れいくん。体調はどうかな?」
零(幼少期)「…」
先生「今日はね。れいくんに渡したいものがあって来たんだ。」
すると先生は2通の手紙を胸ポケットから出した。
零(幼少期)「なにこれ」
先生「開けてみて欲しい。」
僕は恐る恐る開けた。
字は読めなかったけど、すぐにわかった。
零(幼少期)「ママ!パパ!」
先生「これはね、お家にあったんだ。れいくんに見せたいって警察の人が持ってきてくれたんだ。」
零(幼少期)「先生!これ、なんて書いてあるの?読んで!読んで!!」
先生「わかった」
先生はにこっと微笑んで手紙を読んでくれた。手紙を読み終わった時、周りの人達は目に涙を浮かべていた。僕も泣いていた。
零(幼少期)「やっぱり会いたいよっ。ママ…パパ…っ」
先生は僕を抱きしめた。
先生「れいくんが頑張っていれば絶対会えるよ。ママとパパはお空の上から、今もれいくんのことをちゃんと見てるよ。だから、ママとパパに喜んでもらう為にも沢山食べて、大きくなろうな。」
零(幼少期)「うん…たくさん食べる。それで、大きくなってママとパパに大きくなったよ!って言うんだ!僕、頑張る!」
それから、少しずつご飯も食べれるようになっていった。先生からある少女の心が今は僕の心になっていることも聞いた。
先生「れいくんの心臓はね、実はある女の子からのプレゼントなんだ。心臓移植って言ってね。」
零(幼少期)「しんぞういしょく?」
先生「そう。女の子の心をれいくんの心と交換すること。」
零(幼少期)「じゃあ、お礼言わないと!ありがとうって!せんせ!その子はどこぉ?」
先生「その子はお空の上にいて今は会えないけど、その子ためにも頑張ろうな。」
零(幼少期)「じゃあ、ママとパパと一緒にいるかな!そうだといいな!」
僕は病室の窓を開けて叫んだ
ーーーー数日後ーーーー
警察の人が来て、色々お話しをした。
警察官「そっか。じゃあ、いつもは近くの森でお母さんとお父さんのお仕事が終わるまで、遊んでたんだね。1人で遊んでいたの?」
零(幼少期)「ううん!帆花と一緒だよ!」
警察官「帆花?それはだれかな?」
零(幼少期)「いつも森にいて一緒に遊んでた女の子!僕より2つ上で、銀色の髪の女の子!今は会えないけど」
警察官「どうして?」
零(幼少期)「森に行ってもいないんだ。前はいたんだけど。今は居ない。」
警察官は少し考え込んで言った。
警察官「……もしかしてあの事件と関係が…」
いくつかの質問と話をして警察の人は帰って行った。
警察官「今日はたくさん教えてくれてありがとうね。絶対犯人見つけるからね。」
零(幼少期)「うん!頑張ってね!バイバイ」
看護師「怖くなかった?大丈夫?」
零(幼少期)「うんっ!全然怖くなかったよ!」
ーーーー2ヶ月後ーーーー
看護師「今日でお別れかぁ。寂しくなるなぁ。」
零(幼少期)「遊びに来るよ!ぜーたっい!」
看護師「それは嬉しいけど、入院はダメだよ?」
零(幼少期)「はいっ!」
先生「うん、体調も問題なし。ただ、1ヶ月に一回は検診に来る事だね。」
零(幼少期)「うんっ!わかった!」
先生「それじゃあ、れいくん。バイバイ」
看護師「保育園でも元気でね。」
零(幼少期)「うんっ!2人ともバイバイ!」
そして、俺は病院を退院した。そのあとは親戚中をたらい回しにされて、大人がどれだけ汚いか。
世の中がどれだけ残酷なのかを知る事になる。
つづく