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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ピーターくん男娼です

R-15(生々しい表現が含まれる可能性あり)

無理な方ブラウザバックお願いします









傭兵としての毎日は面白くもなく、今になっては新鮮味もない。

ブラブラと街を歩けばそこら中に悪が居る。


ウェイドは辺りを見渡しながら退屈な夜を明かすのにぴったりな店を探す。

数百m先に良さげな雰囲気のガールズバーを見つけ、覚束無い足取りで向かっていく。

店のドアに手を掛けようとした時、耳を劈く声が聞こえた。


「ちゃんとお金払わなきゃだめだよ!」


「うるせぇ黙れこのチビ!所詮男娼なんて肉便器みてぇなもんだろーが!離せ殺すぞ!」


横目でちらりと見ればまだ青年のように見える小さい身体の男2人と大柄でガラの悪い男3人が言い争っていた。

話の内容からして行為の金のいざこざだろうとウェイドは判断し、関係ない事だと店の中へ入ろうとした。



バキッ、ドガッ、痛々しい音が聞こえ手を止めてもう一度見遣れば身体を丸めて怖がっていた子を庇っていた子が殴られていた。

少し興味が湧き店に入るのを今度の自分に預け、くるりと踵を返しその方向へ向かった。




「うっ…やめ、いたっ…い…」


朦朧としてきた意識の中でピーターは低く色っぽい声を聞いた。






「おい」

暴力に夢中になっている男達の意識をこちらに向かせ、話を聞こうとした。

「なんだテメェ関係ねぇだろ帰れよ気色悪ぃな」


「おーおー、血の気が多いなガキは」

そう煽れば元々赤い顔に血が上る目の前の男達。

「なんっだと…この、」


「っま、げほ、まって!!!」

見てる方が痛い程ボロボロになった青年は周囲が驚く程の大声で2人を制止した。


「関係ない人、に手を…出すな…」


「黙ってろこのクソが!それともなんだ?まだ殴られてぇのか?死にたくなけりゃ黙ってろ。」

ウェイドは面倒な事に関わってしまったと酷く後悔した。

「はぁ…関わって悪かったな。もう引くからその威勢の良いガキを寄越せ。金なら出す」


そう言い放ち男の目の前でポケットの中に鎮座していた分厚い札束を取り、ひらひらと動かした。


ごくり。男達が唾を飲む。


「チッ、仕方ねぇな。じゃあ此奴は売る。」

男がボロボロな青年の首根っこを掴みウェイドの方へ放り投げる。

男達はもう1人の青年を連れて行き、近場のホテルへ入って行った。


青年はじたばたと暴れ地面へ足を着けた。

「ごほん、お買い上げ頂きありがとうございます。」

ボロボロで今更のように取り繕う青年は余り感情を表に出さないウェイドでさえ微笑を浮かべる程不似合いであった。

「あー、コースとかあんのか…?」

その後数分青年と話し合い早速行こうという時、何処へ行くかという話になった。

「え?適当なホテルで良いでしょ」

「ホテルだと金嵩むだろ」

「…意外とけちだね?」

軽口を叩きながら適当なホテルへと足を進める。

無事辿り着き、青年にシャワーを浴びせた。

初めての相手に関わらず本当の自分を見せれたような気がしてウェイドは青年に興味を持った。

「ふぅ、上がったよ」

そう湯気を出しながら色気のない格好でベッドへ戻ってくる青年。

お兄さんも入って来なよ!

そう言った青年の腕を掴み、問う。

お前名前は?何歳だ?何故こんな仕事を?

俺が嫌じゃないのか?


目を見開きウェイドの顔をじっと見る。

「ふふ、個人情報なんか教えないよ?でも一つだけ答えてあげる。僕は別にお兄さんの事嫌じゃないよ」

少し暖かくなった胸を摩り、…そうかと答える。


「まぁ、用意でもしてろ」

シャワーを浴び、ベッドへ戻る。

「じゃ、早速しよ?」

そう誘ってくる青年の口に人差し指を押し当て、黙らせる。


耳を厭らしく触れば口から零れる嬌声。

その声に己が反応し熱を帯びる。

片手は耳や上半身を苛め、左手は可愛らしい蕾を弄ってやる。

潤滑油を塗らなくてもそこはもうトロトロでずぷ、と音を立てながら指がどんどん呑み込まれる。

暫くそうして弄っていたが、かつて男にしかない性感帯があると聞き手当り次第に手を動かせばコリコリとした凝りの所で一段と大きな嬌声が上がった。

「だめ、そこだけはだ、め…」

両手で制止しようとする青年の力はとても弱いが、邪魔なため右手で拘束してやった。

そのまま凝りを弄ったり入口付近を愛液でヌルヌルと動かしてやったりと前戯を進めた。

もう良いかと思い手の動きを止め、完全に熱を帯びた己を解放した。

そこはグロテスクな程勃起していて準備万端だった。

途端腕を引っ張られた。

「ね、はやく…」

蕾を自身の手で広げ厭らしく誘惑する青年に覆い被さった。







行為が終わり、気絶してしまった青年の頭を撫でる。

飲み物を取りに行こうとベッドから降りようとすると青年が目を覚ました。

「すまん。起こしたか?」

むにゃむにゃと言葉にならない言葉を発しながら目を擦り、ウェイドに抱き着く。


「個人情報は教えないって言ったけど、教えてあげる」


声は出さず目だけ其方へ向ける。

「まずね、名前はピーター。歳は17だよ。お兄さんは?僕も教えたんだから教えてよね」


「あー…名前はウェイド…で歳は秘密だ」

「ふーん…」

ジト目で此方を見てくるが無視をする。


「そんなことより話がある」

そう切り出せばキョトン顔になる。


「俺ピーターの事好きだ」

「えぇっ?!?!……..ふふ、僕もちょっと好きかも。付き合う?」

そう答えれば目を輝かせ思い切りピーターを抱き締めた。

「嬉しい 愛してるぞピーター」

「苦しいよ」


「お前と恋人になってからの1発もやりたいんだけど?」

「…いいよ。僕恋人との行為って初めて」

「もう1回めちゃくちゃにしてやる」

「喜んで」




オチなし

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