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「キャットナップ…一緒にあそぼ…?」
「…(。_。`)コク」
「やったぁ⸜(* ॑ ॑* )⸝じゃあ、おままごとしよ!」
この子の名前はクララ。セオドアがキャットナップになって、1週間ほどでできた友達。最近はこの子と一緒にいることが多くなっている。
「私はキャットナップの飼い主さんで、キャットナップは私のペットね!」
なんでここにいるのか、なんで子供たちと遊ばなければいけないのかわからなかった。
が、クララがいれば寂しくない。あれからプロトタイプにもあまり会っていないけど、この子がいれば安心だ。キャットナップはいつの間にかそんな考え方になっていた。
「よ~し良い子だね~ヽ(・ω・*)ナデナデ」
「っ……」
少し照れくさそうに頭を撫でさせる。彼女は暖かい。いつでもそばにいたい。
この子を俺と同じ、こんな姿にさせたくない…。
「は~い!みんな~昼ごはんの時間だよー!スイートホームに入ってね~!」
職員が子供たちに声をかける。もう昼食の時間だ。
「もう昼ごはんかぁー、じゃあね、キャットナップ。食べ終わったらまた続きしよ!」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
子供たちは次々とスイートホームに入っていった。
残されたのは他に子供たちの世話をしていたスマイリングクリッターズだけだ。
「ねぇキャットナップ!この仕事、もう慣れた?」
ん…?ボビーか。
「あぁ…」
「おーい!お前ら!お前らはこれでも食っとけ!」
ある男性職員が雑にスマイリングクリッターズの目の前に食べ物を投げつける。
「うわ…」
引くのも当然。男性職員の態度もそうだが、なにより食べ物が汚れているのだ。とにかく汚い。ゴミ箱から取り出したような生臭い匂いが漂う。
「残さず食えよ」
バンっ!
職員が雑にドアを閉める。
「ね、ねぇ…本当にこれ食べるの…?」
先に口を開いたのはキッキン・チキンだった。
「最近酷いよね…食べ物もそうだけど僕たちに対する態度とか…」(ボビー)
「もしかしたら、この先ずっとこんなの出されちゃうかも?!」(クラフティ)
誰もそれに手をつけようとしない。
でも、ドッグディは、
「だ、大丈夫だよ!多分、きっと職員さんたちもつかれてるんだ!この…なんともいえないものは、昨日と同じで見えないところに隠しておくか捨てよう」
「それ、本気で言ってるの?」(ボビー)
と、他の7人の目つきが変わった。
「私たち、この姿になってから全然、何も食べてないんだよ?!」(ホッピー)
「なんにも食べられないなんて嫌だよぉー!😭」(ピッキー)
「昨日と同じ?一昨日も、その前の日もじゃないか!!」(ババ)
口々に文句を言われる。
「隠してたものだって、いつかは見つかるかもしれないのに!」(ボビー)
「みんなの言う通りだ!」(キッキン)
「たしかに…それはそうだけどさ…」(ドッグディ)
「…ってくる…」
「え?」(他)
キャットナップは、みんなを置いてどこかへ行ってしまった。
「キャットナップ!どこに行くのー?」(ボビー)
返事はない。
「ほら~。キャットナップ飽きてもうどっかに行っちゃったじゃないか」(キッキン)
「そ、そんな…」(ドッグディ)
はぁ…、今日も同じか…。