テラーノベル
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「ねぇ、空は何色なの?」
彼女の言葉を聞いて一瞬目を見開いた。
彼女は盲目で、世界の色を見ることができない、 でも彼女は笑顔で今を生きている。
「青色かな、でも夕日も朝日も、同じ空はそこにはない、全部違う空なんだ」
「へ〜、すごいね。1度だけでいいから、空、見てみたいな〜」
彼女の言葉を聞いて胸が締め付けられた。
“1度だけでいい”空を見るためにそんな言葉は誰も使わない、
俺たちにとって空は毎日、飽きるほど目に入るのに、彼女の目には空なんて一度もうつらない。
「俺が見せてあげるよ、一度だけじゃなくて何
度でも、」
気がつけばそんなことを言っていた。馬鹿みたいだ、こんな俺が彼女にしてあげる事、できることがあるのだろうか、
「ほんと?、約束だからね」
そう言って彼女は微笑んだ、本当に壊れてしまいそうな笑顔で。
コメント
1件
りすぐみさん、第1話読みました。 「ねぇ、空は何色なの?」という冒頭、もう一気に惹き込まれました。盲目の彼女が「一度だけでいいから」と願うその一言に、どれほど切実な想いが込められているかと思うと胸が詰まりました。主人公の「何度でも」という言葉、その不器用な優しさにじんわり来ました。最後の「約束だからね」という微笑みも、儚くて、それでいて温かくて。続きが本当に気になります。
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陽藍.#うみいろ