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「朝から何をしているんですか?泰揮。」
「あら、起きてきちゃったの?」
「当たり前です。そんな甘い香りが漂えば、誰でも目を覚まします。」
「な~んだ、残念。」
「おい、朝からなんつう香りを…。」
「花月、大丈夫!?泰揮、花月になれなれしく触らないで。もう…僕の花月が…。」
「あら、誰もアタシのことは気にしてくれないの?」
「大丈夫…ですから…皆さん、そんな騒がしくしなくていいです。」
「貴女がいいか悪いかではなく倫理的な問題です。」
くらくらする頭を押さえながら立ち上がる。
「朝食に…しましょ。」
「大丈夫か…?これ、絆創膏…。」
聖さんにもらった絆創膏を首に貼り椅子に座る。まだ立ちくらみが治らず頭が重い。
「これじゃあ、とてもじゃないけど勉強会どころじゃないね…花月、部屋で寝ておいでよ。その間に…泰揮にお仕置きしとくから。」
こんな時も桃瀬さんはどこか黒い。お言葉に甘え部屋に戻る。
「血を吸われるって、結構体力いるんだな…。」