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クロウリーの後を歩いて行くと、
声が聞こえて来た
赤髪の男
「これで入学式と寮わけは
終わりかな?」
『!』
炭治郎の声?炭治郎まで死んだ?
いや、気配が違う
赤髪の男
「いいかい新入生たちハーツラビュル
寮では僕がルールだ。逆らう者は
首をはねてやるからそのつもりで」
『首、をはねる』ボソッ
やっぱり、鬼がいるのか?
でもそんな気配はまったくしない
それに無惨は死んだ
ちゃんとこの目で見た
獅子の耳を持つ男
「ふぁ〜あ。やっとかったるい式が
終わった。さっさと寮に戻るぞ
砂漠クローナ寮、付いて来い」
眼鏡の男
「新入生の皆さん。この度は入学
おめでとう御座います!皆さんが
充実した学園生活を送れるよう、
オクタヴィネル寮寮長として精一杯
サポートさせていただきますよ」
美しい男
「それにしても、学園長はどこ
行っちゃったのかしら?式の途中で
飛び出して行っちゃったけど」
タブレットの声
「職務放棄」
ターバンの男
「腹でも痛めたんじゃないか?」
信用されてないな
バンッ
クロウリーが扉を開けた
クロウリー
「違いますよ!」
赤髪の男
「あ、来た」
クロウリー
「まったくもう。新入生が2人足り
なかったので探しに行っていたのです
さあ、寮わけがまだなのは君達だけ
ですよ。狸くんは私が預かっておき
ますから、早く闇の鏡の前へ」
なんなんだ此処は
赤い髪の人に目に変な物をつけている
人もいる。極めつけは獅子のような耳と
尻尾が生えた人?に、四角い物から声が
聞こえる
まあいい。今は目の前の事だ
僕が死んだ事は確かなんだから
闇の鏡
「汝の名を告げよ」
ユウはフードを取り答えた
ユウ
「ユウです」
闇の鏡
「ユウ、汝の魂の形は…分からぬ」
クロウリー
「なんですって?」
闇の鏡
「この者からは魔力の波長が一切
感じられない。色も形も、一切の
無である。よって、どの寮にも
ふさわしくない!」
クロウリー
「魔法が使えない人間を、黒き馬車が
迎えに行くなんてありえない!
生徒選定の手違いなど、この100年
ただの一度もなかったはず。一体
何故…と言うかユウさん貴方、
フードで見えませんでしたが女性
だったんですか?!」
ユウ
「え、はっはい!そうですよ」
生徒A
「女性!この学校に?!」
生徒B
「でも確かに可愛い顔してんじゃん」
女性だけでこんなに騒ぐのか
まぁ確かに此処、男だらけ
だくど、それの何が嬉しい?
それよりも、ユウはやっぱり女性
あまり近づかないで欲しいな
クロウリー
「今はそれは後です
次、貴方の番ですよ」
僕は鏡の前に立ち 名を告げた
『麗』
闇の鏡
「レイ、汝の魂の形は…」
クロウリー
「また何かあるんですか?」
闇の鏡
「全ての寮にふさわしい」
「「!!」」
クロウリー
「そ、それはどういう?!」
闇の鏡
「この者も、色も形も一切の無である
が、ハーツラビュル寮、(理不尽な
過去を忘れず)規則を守り抜いた厳格な
精神
サバンクローナ寮、(平和を求め)
諦めずに戦い抜いた不屈の精神
オクタヴィネル寮、人は、(鬼から)
守り助ける者と言う慈悲の精神
スカラビア寮、上に立つ者として、
(鬼殺隊として)恥じぬ行動をと考え
抜いた精神
ポムフィオーレ寮、鍛錬を欠かす事
なく、(鬼を滅する為)努力し続けた
精神
イグニハイド寮、(1人でも多く
救う為)仕事を欠かさず勤勉な精神
ディアソムニア寮、(我が宿敵を
倒さんと)あらゆる知性を身に着けた
高尚な精神
そして、魔力はないが、それ以外に
何か力を持っているようだ。どの寮
でもやっていけるだろう。よって、
どの寮にもふさわしい!」
グリム
「もごもご、ぷはっ!だったら
その席、オレ様に譲るんだゾ」
クロウリー
「あ、待ちなさい!この狸!」
グリム
「そこのニンゲン2人と違って、
オレ様は魔法が使えるんだゾ
だから変わりに、オレ様を学校に
入れろ!魔法ならとびっきりのを
今見せてやるんだゾ」
赤髪の男
「みんな伏せて!」
グリム
「ん”な”〜〜〜!!」
ターバン男
「うわあ!!あっちちちっ!
尻に火が!」
熱い?痛覚あるのか?死んでるのに
クロウリー
「このままでは学園が火の海です!
誰かあの狸を捕まえてください!」
獅子の耳を持つ男
「チッ かったりぃな」
美しい男
「アラ、狩りはお得意でしょ?まる
まる太った絶好のオヤツじゃない」
獅子の耳を持つ男
「なんで俺が。テメェがやれよ」
眼鏡の男
「クロウリー先生。お任せください
いたいけな小動物をいたぶって
捕獲するというみなさんが嫌がる役目
この僕が請け負います」
タブレットの声
「さすがアズール氏。内申の点数
稼ぎキマシタワー」
ターバンの男
「なぁ、誰か俺の火ぃ消して
くれてもよくねぇ!?」
僕は早足でターバンを被った
人の元へ向かった
これぐらいならいいだろう
僕は火を両手で包み、潰した
ジュ
手が焼ける音がする
ターバンの男
「お、消えた。すげーな!サンキュ!」
さん、きう?
ターバンの男
「手、痛くないか?」
『ああ』
クロウリー
「みなさん、私の話聞いてます?!」
獅子の耳を持つ男
「はぁ、狸捕まえるくらい、アンタが
やりゃいいだろ先生ー」
グリム
「オレ様は狸じゃねぇーって
何度言わせるんだゾ!」
そこ、なんだな
アズール
「威勢のいい小動物ですね
リドルさん。お願いできますか?」
赤髪の男→リドル
「違反者は見逃せないからね
さっさと済ませよう」
〜〜〜
リドル
「 エフヴィズユアヘッド
《首をはねろ》!」
リドルがそう叫んだ瞬間
グリムに首輪がついた
グリム
「ふぎゃ!?なんじゃこりゃ?!」
リドル
「ハート女王の法律・第23条
式典の場に猫を連れ込んではならない
猫であるキミの乱入は、重大なルール
違反だ。即刻退場してもらおうか」
グリム
「オレ様は猫でもねぇ〜!!」
『え』
グリム
「こんな首輪すぐに燃やして、
あっあれ?炎が出ねぇんだゾ!」
リドル
「ふん!僕がその首輪を外すまでキミは
魔法を使えない。ただの猫同然さ」
グリム
「に、にゃにー!?
オレ様はペットじゃねーんだゾ」
『にゃ…
やっぱり猫か』ボソッ
リドル
「心配しなくてもキミみたいなペット、
こっちから願い下げだ。ま、学園から
つまみ出される頃には外れてるよ」
アズール
「いや〜、相変わらず素晴らしい
ですね。どんな魔法でも封じて
しまうリドルさんのユニーク魔法」
ゆにいく?
アズール
「絶対に欲しい…じゃなくて、
僕なら絶対かけられたくありません」
今欲しいと…そういうタイプか
クロウリー
「どうにかしてください!貴方達の
使い魔でしょう!しっかり躾を、
え?貴方達のじゃない?」
ユウ
「さっきから何度も
言ってるじゃないですか!?」
え、言ってないだろう
クロウリー
「そっそうでしたっけ?では」
僕は首を左右に降って知らないと訴えた
クロウリー
「ごほん では、学園外に放り出して
おきましょう。鍋にしたりはしません
私、優しいので。誰かお願いします」
ユウ
「なんかちょっと可哀想」
クロウリー
「少々予想外のトラブルはあり
ましたが、入学式はこれにて閉会です
各寮長は、新入生を連れて寮へ戻って
ください
ん?そういえばディアソムニア寮、
寮長のドラコニアくんの姿が見え
ないようですが」
獅子の耳を持つ男
「アイツがいないのはいつもの
ことだろう」
ターバンの男
「あれ?もしかして、誰も式のこと
伝えてないのか?」
美しい男
「そんなに言うならアンタが
伝えてやればよかったじゃない」
ターバンの男
「うーん。でもオレ、アイツのこと
あんま知らないんだよなー」
知らないから?こういうのは知らない
からって伝えなくていいことには
ならないと思うんだが…
生徒A
「ドラコニアって、まさかあの
マレウス・ドラコニア?」
生徒B
「この学校に通ってるって
マジだったのかよ」
生徒C
「こえぇー」
老人口調の男
「おぉ、やはり。もしやと思い来て
みたが、マレウスは来ておらなんだか
また式典の知らせが届いてい
なかったとみえる」
アズール
「申し訳ありません。決して、
仲間外れにしたいわけじゃないん
ですよ?」
リドル
「どうも彼には、声をかけずらい
オーラがあるんだよね」
老人口調の男
「まあよい。ディアソムニア寮の者は
わしに付いてくるがいい
あやつ、すねてなければよいが」
クロウリー
「さて、レイさんはいいとしてユウさん
大変残念なことですが、貴方には
この学園から出ていってもらわねば
なりません
魔法の力を持たない者をこの学園へ
入学させるわけにはいかない
心配はいりません。闇の鏡がすぐに
故郷に送り返してくれるでしょう。」
送り返す…もしかして此処、違う場所の
あの世?だから知らない物や人?が
いっぱい
クロウリー
「さぁ、扉の前へ。強く
故郷のことを念じて」
ユウ
「長い夢だった」
クロウリー
「さあ闇の鏡よ!この者を
あるべき場所へ導きたまえ!」
闇の鏡
「…」
クロウリー
「ゴ、ゴホン もう一度
闇の鏡よ!この者を…」
闇の鏡
「どこにもない」
「『え?』」
闇の鏡
「この者のあるべき場所は、この
世界のどこにもない。無である」
クロウリー
「なんですって?そんなこと有り
得ない!ああ、もう今日は有り
得ないのオンパレードです
私が学園長になってからこんな
ことは初めてでどうしていいか
そもそも貴方、どこの国から来たん
ですか?」
ユウ
「実は〜〜〜」