現代盤都市伝説

故郷に帰ってきた私、

同級生って言っても代わっただろうな、

奈己－笑っ

振り返ると

「誰なの？」

中肉中背のおばちゃん…

私から見たらただのそこら辺にいるおばさん

「ねぇ奈己でしょ笑っ」

同窓会の封書を見せた。

名簿に載ってた。

八木由利子、佐々木楓、

名前を読み上げた。

山口大翔、…村田俊樹、田中雅夫、

12人の生徒、

お互いに名前を告げた

「中倉奈己」

「佐々木楓よ」

昔の写真を見せた。

顔の面影が消えてた楓、

私今母子家庭よ…働くのが辛い。

相手は？…

別れたのよ…

駅員に告げた

近くに喫茶店ありませんか？…

角を曲がったら突き当たりにありますけど…

「ありがとうございます」

ちょっと待ってください！奈己さんでしょ？…

小太りの男性が私の名前を呼んだ。

「俺だよ。村田俊樹笑っ」

イケメンだった彼の顔が代わってた。

「何で中倉、変わらないな…」

「そうかしら、まだ私達30代よ笑っ」

「なぁ楓」

先生に連れて行けよ。

「どうゆうこと？…」

「良いから来てよ笑っ」

「会わせたい人がいるから！」

後ろから村田俊樹が付いてきた。

墓が見えてきた

シクシク、

「奈己が死んじゃったの…何で電車に飛び込んだのよ！」

？…私が死んだ…

ぐらついた。

剥げた。おじさんが

ねぇ橋本先生、

…

テクテク、

私は友人達を素通りに抜けてた。

トンネルに飛び込んだ！

きゃあああああ…あぁ

来たな中倉…

奈己おいでよ笑っ

手を繋がれた…

汗をかいてたのか…私はみんなに囲まれた

きゃあああああ…あぁああああ！

みんな一緒に事件に巻き込まれた。

夢を見て汗だくになってた。

郵便受けに封書が

カサッ

葉書？…

同窓会の招待状、桜…の花びら…

奈己おいでよ…

バン！バン！バン！

きゃあ！お姉ちゃん～！助けて～！

どうしたの…奈己、

「あなた…私昔の夢見たよ…」

妊娠中毒症、ノイローゼ気味になってた。

封書見るか…お前の故郷から手紙が来てたよ。

眺めてたが、

開けないのか…

「投げてよ！！」

「なんだって…集団事件？…」

村人が亡くなった。

帰りたくないよ～！

なみ…おいでよ…