テラーノベル
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『愛重恋愛-アイジュウ レンアイ-』
〜愛が彼を狂わせる〜
ベリアンは私に対して愛情表現が重い。
『主様が好きなのは……私ですよね?』
『そうだよ。』
私とベリアンは恋仲の関係。
『良かったです。私も主様のこと大好きですよ。愛してます。』
『ありがとう…っ。』
最初は愛が重いのも、嫉妬してるのかな。とか、可愛いなって思ってた。だけど……。
ジャラッ
『え…?』
『これから私と過ごしてもらいます。』
ベリアンは私の手首に手錠をつける。
『これでいつ何時も主様と一緒に居られますね♪』
『あの、ベリアン……ここまでしなくても私――。』
『怖いんです!!』
『!!』
『貴方が居なくなったら、他の人に目移りしたら……!考えるだけで気がおかしくなりそうなんです!!だからこうするしかないんですよ、分かってれますよね?』
『ベリアン…。分かった。気が済むまでこうしてよう。』
『ふふっ♪』
その日から――ベリアンは少しずつおかしくなった。
街の人と話していただけなのに――。
『貴方…主様に何するんですか?』
『ちょっと、ベリアンただ話してただけだよ、やめて……っ。』
街の人の胸ぐらを掴み喧嘩しそうになったり。
『これ…わたしからのプレゼントじゃありませんね。どなたからですか?』
『これは、アモンがドライフラワー作ってくれて――。』
ガシャンっ!
ドライフラワーの入ってた花瓶を落とし、踏みつけた。
『な…っ!』
『私以外の贈り物は要りませんよね?』
『なんでこんなこと…っ。』
『貴方を愛してるからですよ。主様。』
ベリアンの目が私を侵食する。
じー……。
『他の人に目移りしたら…私、手にかけてしまいそうです♡私は貴方の執事であり恋人です。
私以外の男性とは極力話さないで下さいね。その時は――相手の方を殺めなくてはいけませんから♪』
気付いた時にはもう遅い。私は愛の重い執事と
恋仲になってしまったのだ。彼の愛に――
心も身体も融かされ、侵されてしまう――。
貴方は重い愛に耐えられる――?
6月22日 配信予定
コメント
8件
プロローグだけでわかる、この話は絶対最高
推しの愛なら受け入れる()
続きが楽しみで仕方ないです ( ´›ω‹`)💕