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俺の任務は、とある屋敷の使用人。メーを孤児院に迎え入れるというものだった。その上に、その家族を皆殺しにしてこいと言われていた。これが、俺ら《咲と夜兎》が邪神になるための1歩だという。と言っても、こいつらを陥れれそうな情報は何1つ無いのだ。
そういえば噂だが、使用人。メーは、党首の元息子だという。何やら不穏な雰囲気な城を目の前に俺はその噂を思い出し口に出してしまった。幸い周りには聞こえていないようで、俺は回る夜うさぎを使って透明になり中に入った。
中は豪華な家具や置物があった。どうやら党首は高価なものがお好きなようだ。党首は、60もいっているようで。5人の息子を持つ、そのうちの一人が5年前に姿を消した。噂では、その消えた息子のひとりが使用人。メーではないかと騒がれていた。
俺は、党首の間へと着いた。何やら不細工で、太っちょな男が中へ入っていく。その後ろを細めで小綺麗な女が入っていく。不細工で太っちょなのは、息子だという情報はあるが。細めで小綺麗な女に関しては情報はない……奴の女だろうか……。しかし、奴の女にしては待遇が悪い。そして中へ入ってからも、扉のすぐ側の壁に立つだけだ。その後その息子は向こうにいる女……そう、党首に向かって行った。どうやら甘えたなやつのようだ。そして、党首は女の方を向き
「メー!」
と言い放った。女は党首の前へ行き一礼をして、党首の顔を見ながら。それでもどこか逸らしながら
「なんでしょう……ご主人様……」