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どうやら、あの女は男だったようだ。そう考えていると、 息子はとても悲しそうに
「お母様、欲しいものがあるんだ」
と、歳を疑うような顔で言うものだ。俺はつい吹き出しそうになってしまった。でも、これで分かった。あの男は、使用人。メーなのだ。となると話は早い、この話が終わったらすぐにでも連れ出そう。そして復習はあの男にさせる。
党首は「わかったわ」と言う、ちゃんと自分の金で買うのだろうか?そして、男を指さしてこう言った。
「メー、あなたの賃金で払いなさい」
まぁ、そうだろうとは思った。党首は金をとても大事にするようだ。しかし、相手の金などは考えない様子。メーは、仕方なく
「……わかりました……」
と言っていた。名家の使用人と言っても、賃金は少ないだろう。そうこうしているうちに、男は出ていったようだ。俺は追いかけた。すると菓子屋に来ていたようだ。でも、使用人。メーは、甘いものが苦手のはずだ。まさか頼まれたのはここのチョコレートか。そしてメーは、値段を見るやいなや
「……高いなぁ……」
と口に出す。俺は道を聞くふりをして、森に連れていくことにした。そして成功したのだが。何を話したらいいか分からない。ここは一か八か賭けに出ることにした。