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蓮の話が終わるまで紬は静かに聞いていた。
紬「…ごめんなさい。」
蓮「別に謝ってほしいわけじゃないから。」
紬「あなたのこと何も知らないのに自分のことしか考えずに…」
蓮「だから別にいいって」
紬「そういえばあなたのお名前は?
ここの生徒なの?」
紬に聞かれ、やっと蓮は任務を思い出した。
蓮(こいつのこと殺さなきゃいけないんだった…!今殺したらちょっと可哀想だしな…なにより…
これまで女性と関わったことがないからな…でも任務だし…)
蓮「俺の名前はひ、柊蓮だ。よろしく。」
紬「私は薄雪紬です。」
蓮「やっぱり本人か…」
紬「はい?」
蓮「なんでもない…」
蓮(この俺が一目惚れ…?
まさかな…こいつに同情しているだけだ。
なんとか殺さない方法がないか…?)
紬「…もうそろそろ授業ですし行きましょう…」
蓮は無言で頷いた。
紬「私…さっきも言ったようにいじめられてて…だからしんどくて。
本当にスパイとか殺し屋とかが実在してくれてたらなー…私も殺してもらえるかもしれないのに…」
蓮「…いるよ」
紬「え?」
蓮「!わりぃ今のなし…
(心の声が漏れてた…!)
紬「どうしていると思うの?
もしかして蓮君が殺し屋とか…なんてね」
蓮「…そうだよ」
紬「?!…蓮くんってノリいいんだね。」
蓮「本当。」
紬「えっ…!」
蓮「信じない?」
紬は蓮の手を握りしめ、蓮の目を見つめた。
紬「お願い!本当なら、私を殺して!」
蓮「?!」
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