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白雪.。o○
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#生きてるだけで花丸満点❕
💮ㄘゃᖾ
2,417
ruruha
748
私は今、砂漠の寺院にいる。
何かの約束を思い出し、ここに来た。
数ヶ月前ここにきた時は、もう少し人がいたのだが、今は五人しか居ないようだ。
皆どこか体調が悪そうだ。
名前覚えている人は…、いた。
寺院の管理者ジーノだ。
「あの…大丈夫ですか?」
「…君か。
大丈夫なわけが無い。見ての通り、もうすぐここは終わる」
「そうですね…。
あの、他の人達はどうしました?」
「ハイカムにやられてな、もう皆長くないんだ」
砂漠の毒虫。
症状は、刺されると1週間以内に体が激痛とともに砂へと変わり、死んでしまう。
この間、完全に砂になるまで死ぬことはできない。
ジーノが腕に巻いていた包帯を取ると、砂が溢れ出した。
「君に頼みがある。どうか、俺以外を君の手で…頼む…」
「……わかりました。でも、貴方はいいんですか?」
「声もかすれ、色も薄れ、姿も消え。
ただ砂に埋もれてしまうのだろう。
だが、それに名前があれば、きっと恨んでくれるだろう。」
「…つまり?」
ジーノは少し微笑んだ。
「これは俺だけで十分だ。
あと、君が探していた物は見つからなかった。
すまない。」
私は彼を除く4人に触れた。4人は安らかな顔で、砂となった。
彼と祈りを捧げ、別れを告げて寺院を去った。
そして彼らについて思い出したことがある。
盗賊をやっていて、もう何人も犠牲を出していた。
理由は、病気の友を助けるためだった。
でも、ろくに金も集まらず、苦しませるぐらいならと、私に友を殺してほしいと頼んだ。
その代わりに、祈世黙字を探すという約束をしたのだ。
コメント
1件
重かったです……「これは自分だけで十分だ」って言葉、すごく胸に刺さりました。最後に彼らが盗賊だったって分かるところも、救いと裁きが混ざってて、すごく考えさせられます。散歩さんの描く理不尽な世界の美しさ、ちゃんと受け取りました。