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後悔しかなかった。もっとこうしてれば、ああしてあげられたら、そんなタラレバしか出てこない。そんなことにもう意味は無いというのに。
3月の寒空の下、私はペットショップに来ていた。親による急な決定で、犬を飼うことになったのだ。前々から飼いたいとは思っていたが、親が許してはくれなかった。そんな親はアニマルセラピーが必要だとか言い出し、ペットショップを回っていたのだ。そしてこのホームセンターでついに我が家で迎える新しい家族が決まったのだ。
手続きを終えて、家に帰った私達はまずこれから来る新しい家族の名前を決めることにした。私は白柴であることから小雪がいいと言った。
弟は「こはるがいい」
お父さんも「小春がいいよなー」
お母さんは「いや小梅でしょ」
(みんな小が着いてるな)
姉「ホタルー」
(ホタルイカ食ってるからか…??)
私は小雪がとてもいいと思っていたが多数決でこはるに決まった。小春ではなくこはるだ。その後小さな天使はうちにやってきた。キョロキョロして初めて足を踏み入れる家に戸惑っているがそんな姿でさえ可愛い。こはるは不器用だった。水を飲むのがとても下手くそで口の周りがびしょびしょだ。そこも可愛い。そんな中我が家ではあるルールを実行しなくてはならなくなった。それはとても心苦しく、精神に来る…。