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奇病カルテ
No.Ⅰ 後編
月命病
久々に昼投稿です!
※登場人物は前編を見てください
いいねたくさんありがとうございます🙇
後編どうぞ!
病院から帰ってきた
紫、橙「ただいま〜」
桃「おかえりー」
紫「あれ?桃くん早かったね」
桃「うん」
紫「赤くんは?」
桃「夕飯の買い物」
桃「で、どうだった?」
紫「何もなかったよ」
紫「疲れが溜まってたみたい」
紫「ねっ?」
橙「…うん……」
桃「ならよかった」
橙「俺……部屋行くな…」
紫「夕飯の時には降りてきてねー」
橙「…はい」
あっと言う間に夜中
橙「…雨…降ってきたな…」
紫「ねー3日間ぐらいずっと雨らしいね」
黄「えー外で遊べないじゃないですか〜」
赤「まぁまぁ俺と遊ぼ〜」
黄「えヘヘ///」
橙「……」
大丈夫かな……
次の日の朝
橙「パチッ…んー」
橙「…良かった…体動く」
ガチャ
紫「おはよ〜」
紫「おっ!今日も起きれたね〜」
紫「ヨシヨシ」
橙「おはよ」
紫「早く降りてきてね〜」
ガチャ
橙「…行くか」
ガサゴソ
橙「昨日もらった紙…隠さないと」
紫「………?」
高校生組「いってきまーす」
紫、赤「いってらっしゃい」
紫「赤くん…」
紫「朝…橙くん起こしに行った時にね」
紫「〜説明中〜」
赤「怪しい……」
赤「今から…探りに行こう!」
紫「何もなきゃいいけど…」
ガサゴソガサゴソ
紫「えっ…なにこれ…」
赤「どれどれ……」
赤「…えっ」
紫「なにこれ…聞いてない」
赤「しかも………死?」
紫「もっと早く……気づいてあげれば…」
赤「にぃちゃんは悪くないよ……落ち着いて……」
赤「帰ってきた来たら聞いてみよう…ね?」
紫「うん…」
橙、黄「ただいまー」
紫、赤「おかえり」
紫「あれ?桃青は?」
黄「ほしゅー」
赤「そっかぁw」
紫「…橙くんこっちの部屋に来て」
橙「…分かった」
バレてへんよな?
大丈夫…
紫「…今から聞くこと正直に答えてね……」
橙「…うん」
ペラッ
紫「…この紙に書いてあることは本当?」
紫「朝…起こしに行ったとき…聞こえちゃって…」
紫「それで昼間に探した…」
紫「…ごめんね…勝手に…」
橙「……」
あ〜あバレてしもうた
言うか……言わへんか
でも朝より…体が動かなくなってきたし…
どうせ死ぬし…
橙「本当」
橙「病院でもらった」
紫「……ポロポログスッ」
ギュッ
紫「ごめんねぇ……気づかなくて」
橙「なかんで……言わんかった俺が悪い」
橙「それに……」
もうすぐ死ぬし……
紫「……皆にも言おう?」
橙「でも……」
みんなの時間無駄にしたくない……
紫「お願い…」
まぁ最後だし
橙「ええよ…」
月命病は月の光に当たらないと
1日目 身体が動かしにくくなる
2日目 足や手が動かなくなる
3日目 全身が動かなくなる……
4日目 脳が停止し、心臓が止まる
後3日も雨が降る……
今は足も動かなくなってきた……
やばい……
ガクン
橙「……ッ」
紫「橙くんッ…」
紫「大丈夫……」
橙「……動かなくなってきた」
紫「……とりあえず部屋連れてくね?」
俺……後二日で死ぬのか………
楽しかったな……
橙「ポロポロポロポログスッ」
紫「…橙くん!どうしたの?何処か痛い?」
橙「……いやや……俺…まだ死にたくない……ポロポロ」
紫「ッ俺が死なせないよ!絶対に……」
あれから1日たち……
俺の体は完全に動かなくなった
兄達はずっと俺のそばに居てくれたが
願いは虚しく晴れる様子は無かった……
そして
橙「……今まで…ありがとう」
橙「…大好きやで」
俺は空へと旅立った
奇病カルテ
No.1 後編
月命病
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