バンッ(扉を蹴って開ける)
中也「太宰、居るかー?」
太宰「…うわぁ、全然似合ってないね」
中也「その言葉そっくりそのまま返すぜ」
中也「真面目野郎かよ」
太宰「煩い、不良」
中也「あ?不良じゃねぇし」
太宰「そんな着方してる人不良しか居ないよ」
中也「仕方ねぇだろ、これ首が苦しいんだよ、てかてめぇ、ちゃんと準備してんだな、俺はてっきり逃げてるのかと思ったぜ」
太宰「…そんな事したらまた地獄を見る、、」
中也「地獄、?」
太宰「…聞くかい?私が体験した恐ろしい話」
中也「お、おう」
太宰「僕、森さんに殺される為に色々試したんだよ、構成員がやったら絶対殺されるって事をね」
中也「おう」
太宰「でも怒ったり、注意したり、罰で仕事を増やしたりで全然殺してくれなかった、、それで僕はどうしたら森さんは殺してくれるのか仕事をせず考えたんだ」
中也「いや、仕事しろよ」
太宰「そこで僕はある案が思い付いた!✨️」
中也「そうか」
太宰「それはだね、大切なものを消す、そうすれば怒って殺してくれるんじゃないかってね✨️」
中也「は、?消す、?大切なものって?」
太宰「うん、森さんの大切なもの、それはエリス嬢さっ!」
中也「?誰だ」
太宰「んーとね、、(スマホを出す)
この子だよ(写真を見せる)」
中也「可愛い子だな、消す?殺す気か?」
太宰「いいや、森さんとエリス嬢が一緒にいる時に僕は森さんに触れてエリス嬢を消す」
中也「?ちょっと待て…どうして首領に触れたらエリス嬢は消えるんだ?」
太宰「エリス嬢は人じゃないからね、森さんの異能だよ」
中也「そうなのか!?」
太宰「うん」
中也「知らなかったぜ……、、それで毎日それをしたのか?」
太宰「うん!」
中也「すげぇな、、で、結果は?」
太宰「フフッ…聞きたまえ……
遂に森さんを本気で怒らす事に成功したのだよ」
中也「まじかよ」
太宰「やっと殺してもらえる、そう思ってワクワクしてたら森さんが僕に罰を与えるって言ってきてどうせまた仕事を増やされるんだろうなぁって思ってた、、でも違った……僕への罰…それは…」
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
森「 罰としてこれを着て1日私と過ごしなさい(メイド服を持って)」
太宰「…え??」
森「ちなみに拒否権は無いよ(笑顔)」
太宰「…」
※その時撮られた写真がこちら⤵︎ ︎
𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃𓂃
太宰「ほんとに、地獄だったよ…」
中也「自業自得だな、ほらさっさと首領のとこ行くぞ(歩き出す)」
太宰「はぁ…(着いていく)」
━━━━━━━━━━━━━━
ー首領室ー
コンコン(ノック音)
中也「中原です」
ガチャ(扉が開く)
森「おはよう2人とも」
中也「おはようございます」
太宰「おはよー…」
森「うんうん、2人ともよく似合ってるよ」
中也「ありがとうございます」
森「それじゃ行こうk((」
ジャキンッ
森「!」
中也「!」
太宰「…これは…」
突然首領の背後から夜叉が現れ首元に刀を当てられた
森「や、やあ…紅葉くん、いやぁ、実はかくかくしかじかで今から2人をおくろうと…(汗)」
紅葉「ほう?ならわっちが送ってやる、鴎外殿は大人しく仕事をしておれ」
森「でも…」
紅葉「ニコッ(殺意)」
森「…ハイ」
中也「姐さんおはようございます」
紅葉「中也おはよう、なんじゃその格好は、ちゃんと着ないとダメだろう(近付き制服をちゃんと着せる)」
中也「ぁ…ぅ……」
紅葉「…これで良し、中也似合っておるぞ(微笑み)」
中也「…(不満そうな顔)」
太宰「…っw」
紅葉「なんじゃその顔は(ムッ)」
中也「いえ、ありがとうございます…」
紅葉「うんうん(頷き微笑む)」
森「2人とも學園に着いたら理事長室へ行きなさい、これが学校内の案内図だよ(太宰に渡す)」
太宰「はぁい(受け取る)」
森「それと、もし君達を襲ってくる奴らが現れたらその時は殺していい」
太宰「勿論そのつもりだよ」
中也「はい」
森「それじゃあ紅葉くん2人を頼んだよ」
紅葉「うむ、行くぞ2人とも(歩き出し)」
太宰「じゃあね森さん~(手を振り歩き出す)」
中也「失礼します、(礼をし歩き出す)」
3人は部屋を出ていった
森「…(少し心配そうな顔)」
エリス「2人が心配?」
森「!エリスちゃん、、2人は心配だけど、1番心配なのは紅葉くんなのだよ…」
エリス「?どうして紅葉が心配なの?」
森「実は紅葉くんの運転は凄く荒くてね……
2人が耐えられるかどうか……」
━━━━━━━━━━━━━━━
紅葉と共に車に乗った2人
後ろの席に2人並んで座った
中也「そういや姐さんって運転出来るんすか?」
紅葉「一応出来るぞ、少々荒くなるけどのう」
そう言って紅葉は思いっきりアクセルを踏んだ
中也、太宰「「!?」」
太宰「紅葉さんっ、飛ばしすぎじゃない!?」
中也「姐さん事故りますよ!?」
紅葉「問題ない、運転してきたが一度も事故にあっておらん(自慢げに)」
太宰「すごすぎる…」
信号無視、車とぶつかる寸前で回避したり
紅葉の運転は色々危険すぎる事に気付いた2人
中也「っ…」
太宰「ウグッ(口を抑え)」
中也は意識が飛びそうになりその横で太宰は吐きそうになっていた
キキーッ!ドンッ!
中也「っ!」
太宰「ウグッ」
車が突然止まり2人は前の席の背もたれに顔をぶつけた
紅葉「着いたぞ、あそこが入口じゃ(指をさし)」
2人は後ろから覗いた
中也「…すげぇ…」
太宰「…おぉ…」
2人は車を降りた
沢山の生徒が登校しているのが見える
紅葉「帰りもわっちが迎えに行くからのぅ、学校頑張るんじゃぞ(笑顔で)」
太宰「ハイ…」
中也「はい」
紅葉は車を走らせ帰って行った
太宰「はぁ…気持ち悪い……」
中也「…(制服のボタンを開け最初の姿に戻す)
…なぁ太宰、これが毎日続くのか、?」
太宰「…流石にそれはキツすぎる、森さんに変えて貰えるよう頼んでみるよ…」
中也「おう、、」
太宰「…はぁ…さてと、理事長室に行くか(案内図を出し)」
中也「正面から入るのか?」
太宰「真逆、裏から入るよ、正面から入ったら止められそうだしね」
中也「?誰にだ?」
太宰「あれ(指さす)」
門の近くで生徒会と書かれた物が腕についている生徒が4、5人程立っており、挨拶をしていた
中也「あれなんだ」
太宰「生徒会だよ」
中也「生徒会?」
太宰「この學園をまとめる人達、マフィアで例えたら幹部的な存在かな」
中也「へぇ…」
太宰「あんなのに捕まったらたまったもんじゃない(歩き出す)」
中也「…(歩き出す)」
太宰「てか君なんでまた元に戻してるの、せっかく紅葉さんに服を正して貰ったのに」
中也「あんな姿で居れるかよ、首が苦しくて死ぬわ」
太宰「はぁ、不良だね」
中也「うるせ」
太宰と中也は裏口へ向かった
中也「そもそも裏口なんてあるのか?」
太宰「あるよ、学校は正面口と裏口がある、正面は生徒達が入る門、裏口は教師と関係者以外、つまり客人が入る門」
中也「へぇ、よく知ってんな」
太宰「…まぁね…」
裏口を見付け學園内へ入った2人
中也「どっから校舎に入るんだ?(キョロキョロ)」
太宰「んーと……(周りを見渡し)…あ、あそこ(指さし)」
指をさした先には教師専用の玄関があった
中也「お、あそこか!(走って玄関へ行く)」
太宰「あ、ちょっと……はぁ…(追いかけ)」
校舎に無事入る事が出来た2人は理事長室へ向かった
━━━━━━━━━━━━━━━
ー理事長ー
太宰「…ここだ(扉の前で)」
中也「…コンコン(ノックする)」
中也がノックをすると中から「どうぞ」と返事が返ってきた
ガチャ(扉を開ける)
太宰、中也「「!」」
理事長「初めまして私がこの學園の理事長だよ」
中也「初めまして」
太宰「…初めまして」
理事長「君達の事は森先生から聞いているよ
(笑顔で近付き)久しぶりだね、太宰くん」
太宰「お久しぶりですね、賀古鶴所(カコ ツルド)先生」
理事長「名前覚えてくれていたんだね(驚)」
太宰「勿論です、先生は森さんの知り合いなので(ニコッ)」
中也「…(覚えてないって言ってた癖に)」
理事長「そうかそうか、嬉しいね(笑顔)
君が新人の中原くんだね?海外から此方へ来たのだろう?」
中也「あ、はい、中原中也です、(礼をし)
そう、ですね、」
理事長「すごく日本語が上手だね」
中也「俺、ハーフなんです、だから英語と日本語両方話せます」
理事長「そうだったのか、すごいねぇ」
太宰「…っwハーフ…w((ボソッ)」
中也「…ニコッ(此奴後でぶん殴る)」
理事長「さてと、君たちは今から中等部に行ってもらう、教室に案内するからついてくるんだよ?(歩き出し)」
太宰、中也「「はい」」
2人は理事長と共に教室へ向かった
太宰「…キョロキョロ(歩きながら見渡す)」
中也「…キョロキョロ(学校すげぇ)」
理事長「体験入学に来たのは何か理由があってきたんだろう?(歩きながら)」
中也「!いえ、」
太宰「はい」
中也「なっ、!?」
太宰「ねぇ、賀古先生」
理事長「なんだい?」
太宰「この學園に妙な噂が流れているってほんとですか?」
それを言った瞬間理事長は足を止めた
中也「?」
太宰「…(見詰め)」
理事長「誰から聞いたんだい?(前を向いたまま)」
太宰「それは言えません、だが流れていると聞きました、ですが内容までは分かりません、なのでもし知っているのなら教えて頂きたいのです」
理事長「…さぁ、知らないな、誰かがデマを流しているのだろう(振り返り笑顔で)」
太宰「…そうですか」
理事長「うんうん、最近の子はそういうの噂話が好きだからねぇ…(歩き出し)」
太宰「そうですね、(歩き)」
中也「…(歩く)」
理事長「着いたよ、此処が君達の教室だ」
教室には2-Aと書いてあった
理事長「ガラッ(扉を開ける)」
担任「…!理事長先生」
理事長「HR中だったかな?」
担任「はい」
理事長「丁度いい、今日から1週間だけ体験入学としてこのクラスの子になる(教室に入っていき)」
太宰と中也も教室に入った
担任「転校生ですか」
理事長「嗚呼、2人とも自己紹介してくれるかい?」
太宰「…太宰治です、宜しくお願いします」
中也「中原中也だ、宜しく」
生徒A「イケメンだ(小声)」
生徒B「2人ともイケメン…(小声)」
生徒1「…なんだぁ、男かよー」
生徒2「はは、残念だったな」
理事長「中也くんはハーフらしくてね、海外に住んでたんだが此方に引っ越して来たんだよ」
生徒A「すごい」
中也「英語、日本語両方話せるがまだ日本語は勉強中だから教えてくれると助かる…」
生徒B「…(全然教えるよっ!寧ろ教えさせてくださいっ)」
理事長「君達仲良くしてあげてね、それじゃあ私はこれで(礼をし出ていく)」
担任「理事長先生ありがとうございます(礼をし)
えと、じゃあ太宰くんの席は…Aさんの隣で中也くんはBさんの隣ね」
生徒A「ふぁっ」
生徒B「ン???」
太宰「はい(ニコッ)(席に行く)」
中也「ん(席に行く)」
生徒A「…(きゃぁぁぁ、顔面偏差値高めの人ががこっちに来るぅぅ)」
生徒B「…(おぉぉぉ待ってまじか、え、ちょま…)」
太宰「…(席に座る)…あ、宜しくね(微笑み)」
生徒A「はひ、!?よろしくお願いしますっ」
太宰「フフッ」
中也「…(席に座る) 宜しくな(ニッ)」
生徒B「ヨ、ヨロシクデス」
担任「それじゃあ授業を始めるわよ、太宰くんと中也くんは今日はずっと話を聞いているだけで良いからね(微笑み)」
太宰「分かりました(笑顔)」
中也「はい(笑顔)」
授業が始まり、太宰と中也は授業内容を聞いていた
キーンコーンカーンコーン(チャイム)
四時限目終了のチャイムが鳴り、昼休みになった
生徒A「終わったぁぁ」
太宰「んー…やっと終わった(立ち上がり背伸びし)」
生徒B「…(教科書を片付け)」
中也「…ん、?そういや昼飯ってどうすんだ、?」
生徒B「昼ご飯は食堂って場所でご飯買って食べるんだよ~」
中也「食堂…??」
太宰「中也、君はまだご飯食べちゃダメだよ
(中也に近付き)」
中也「あ?なんでだよ」
太宰「…調査が先でしょ(小声)」
中也「…あぁ…」
生徒B「今日は何食べようかな」
生徒A「ふっふっふ…今日はこれを食べる!
(数量限定オムライスチケット)」
生徒B「え、それ買ってたの!?」
生徒A「今日の朝買いに行ったのだー!」
生徒B「あぁ…だから今日一緒に登校出来なかったんだ」
生徒A「そそ~」
太宰「…ねぇ、君達に聞きたいことがあるんだけど」
生徒B「ん~?」
生徒A「?いいよ、なんでも聞いて〜」
太宰「この學園で妙な噂が流れてるって聞いたんだけど、何か知ってる?」
生徒A「あー…なんかあるね」
生徒B「知ってるよ」
中也「!ほんとか!?」
生徒B「うん、黄昏時、私達が下校する時間だね、その時間帯に旧校舎へ行っては行けない、行けば神隠しにあったり殺されたりするっていう噂だよ、その旧校舎は今は使われてないから本当は行っては行けないんだけどね…」
生徒A「先輩達が実際行ったらしいんだけどその先輩達未だ行方不明なんだって」
中也「…人が行方不明…」
太宰「…それは黄昏時だけ?」
生徒A「それは分かんない、午前中は中々行けないからね…行きたくないけど」
太宰「…そう、、ねぇ、その旧校舎ってどうやったら行けるの?」
生徒A「廊下を出て真っ直ぐ歩いてると旧校舎へ行く渡り廊下があるからそこから行けるよ」
生徒B「え、もしかして行く気なの?」
太宰「うん、ちょっと気になったからね(ニコッ)」
中也「まぁなんかあったら走って逃げるから大丈夫だ(ニッ)」
生徒B「そ、そう…」
生徒A「2人とも気を付けてね…?」
中也「おう!」
太宰「うん、じゃあ行ってくる」
中也「じゃあな」
太宰と中也は走って教室を出た
生徒A「…大丈夫かな…あそこ無事に戻ってきた人居ないんでしょ…?」
生徒B「うん…戻ってこれる事を願うしかないよ」
生徒A「…無事戻ってこれますように…」
━━━━━━━━━━━━━━
ー旧校舎ー
中也「意外と綺麗だな、ほんとに使われてねぇのか?(歩きながら)」
太宰「使われてないみたいだよ、所々埃まみれだし(歩きながら周りを見渡し)」
中也「…こんな場所で人が消えるとはな」
太宰「殺されるとも言っていたね」
中也「殺されてたら死体とか見つかる筈だろ?それに腐敗臭で気付く筈だ」
太宰「死体は処理していたら分からないよ」
中也「確かにそうか……」
太宰「…(立ち止まる)」
中也「?どうした?(立ち止まり)」
太宰「…あそこ(指さす)」
指を指した先には1匹の黒猫が居た
中也「猫、?何でこんなとこにいるんだ?」
太宰「さぁ、?何処かから迷い込んだのかもね(近付き)」
中也「…(ついて行き)」
ニャ~
太宰「おいで(しゃがみ手を出し)」
中也「…(横に立ち見てる)」
ニャ~、スタスタ(太宰に近付く)
太宰「ヨシヨシ(猫を撫でる)」
ンニャ(スリスリ)
中也「野良猫って触って大丈夫なのか、?」
太宰「大丈夫でしょ、それにこの猫野良じゃなさそうだよ(撫でながら)」
首元を見ると赤い首輪をしていた
中也「…ほんとだ(しゃがみ猫の頭を撫でる)」
ニャァ!ガブッ
中也「い”ってぇ!?」
タッタッ(太宰の方に行く)
中也「あんのクソ猫…💢」
太宰「っwよしよし、君も中也が嫌いなんだね~(撫で)」
ニャァ~
中也「殺すぞ…💢」
太宰「中也、こわーい、(猫を撫でながら)」
中也「っるせぇ、猫なんて嫌いだ(手を撫で)」
ズキッ
中也「っ!」
突然噛まれた方の手に激痛がはしった
中也「な、んだっ…」
太宰「、?どうしたの?(立ち上がり中也見詰め)」
中也「…わかんね、なんか急に噛まれた方の手に痛みが…(手を押え)」
太宰「…ちょっと見せて(手を掴み)」
中也「な、おい…」
太宰「…何これ…」
中也の手の甲には謎の模様が付いていた
中也「は…なんだよこれ…」
太宰「さっきまでこんなのなかったよね…」
中也「無かったぜ」
太宰「猫に噛まれて現れたのか……触れても消えない、という事は直接本人に触れないと不可能…
チラッ(猫を見る)」
ペロペロ…
猫は寛ぎ毛ずくろいをしている
太宰「ちょっとごめんね(しゃがみ猫に触れる)」
ンニャ…
太宰「中也消えた?(猫に触れたまま)」
中也「いや、消えねぇ…」
太宰「…なら猫では無いのか…(離し立ち上がる)」
中也「これ異能だよな…?」
太宰「恐らく異能だね、怖いのが効果が不明な所だ、早く見つけて解除しないと」
中也「そうだな」
ニャァ~…
突然黒猫の尾が二つに分かれた
太宰「…!あれは…」
中也「!何だこいつ尻尾が2つになったぞ!?」
太宰「猫又だ…(後退り)」
中也「あ?なんだそれ」
太宰「昔の妖怪みたいなものだよ、猫又は人を呪う、食い殺す、、そして人の言葉を理解出来る」
中也「じゃあ…これは呪いなのか…?(手を見詰め)」
太宰「…分からない、でもその可能性はある」
ニャァ~
キーンコーンカーンコーン
昼休み終了のチャイムが鳴った
中也「!おい、戻らねぇとやべぇんじゃねぇのか!?」
太宰「!…早く戻らないと…」
帰ろうとした瞬間周りが暗くなり
さっきとは別の空間に居るみたいだった
太宰「…!」
中也「お、おう…どうなってやがる」
フフフ…
太宰、中也「「!?」」
中也「誰だっ!!」
前を向くと猫又しかいなかった
太宰「誰も居ない、?」
…やぁ
中也「!?」
太宰「へ!?」
中也「な、なぁ、今猫が喋ったように見えたんだが…気の所為だよな、?」
太宰「ま、まさかぁ…猫が喋る訳ないでしょ…」
中也「だ、だよな」
気の所為じゃないよ
太宰、中也「ギャアァァァ!?シャベッタァァァァ!?」
うるさいぞ人間共
中也「すんません」
太宰「喋る猫……もしかして魔女の宅k((」
中也「おぉい!?やめろ!?確かに黒猫で喋る奴居たけど!!」
残念ながら僕はジ○じゃないよ
似てるって良く言われるけどね
太宰「そっかぁ、残念…」
中也「いや、残念がるなよ、てかてめぇ、これなんなんだよ!(手を見せて)」
それは呪いだよ
まぁ君たちがいう”異能”というやつさ
太宰「矢張りそうか…」
中也「異能者は何処にいやがる」
さぁね?自分達で探すんだ
それに僕はただこの呪いを君達に届けただけ
それ以外は何も関係ないよ
太宰「その異能、どういう効果なの」
教えて欲しい?
太宰「うん」
中也「嗚呼」
なら放課後、黄昏時にもう一度此処へ来ると良い
その時に教えてあげるよ
そう言い猫又は姿を消した
中也「!」
太宰「消えた…」
猫又が消えた瞬間周りが明るくなり
元の校舎に戻った
中也「…太宰…」
太宰「…うん、黄昏時もう一度此処へ来よう」
中也「おう」
太宰「とりあえず戻るよ(走る)」
中也「…(走る)」
2人は急いで教室へ向かった
ー続くー
━━━━━━━━━━━━━━━
人物設定
生徒の横にアルファベット付いてるのが♀
数字が♂となっています
黒猫の正体は猫又 話せるのは謎
誰かの飼い猫
理事長 賀古鶴所(カコ ツルド)
元医者
森鴎外と知り合い
人物の画像は想像で作ってます
あと紅葉さんの運転は想像です
運転したらこんな感じだろうなぁと思いながら書きました☆
設定は以上!
それではまた次回でお会いしましょう👋
コメント
16件
(◜¬◝ )今回と神作ありがとうございます!続きがとても気になる💭👀✨
紅葉さんの運転技術すごいですね、私だったら多分車酔いすごそう、太宰さんと中也さん制服すごく似合ってますね!そして猫又の飼い主(?)は一体誰なんでしょう