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私達はあれから六神となった。
ゾディアークとの戦闘や、至高神様が計画を間違っていたと認めた事。
本当に色んな事があった。
でも、それもいつか忘れてしまう。
忘却の魔女の前では…全てが無意味だから。
でも、最期まで足掻いた。
私は怯えて動く事が出来なくなった。
私 「あ…あ…」
カオス 「エクスデス!逃げろ!動くんだ!」
カオスが必死に叫んだ時はもう遅かった。
グシャ!と、何かに貫通する音がした。
ゾディアークの腹に武器が貫通していた。
私は理解出来なかった。
ゾディアークが…私を…庇って…
武器が抜かれ、バタッと倒れる音がする。
ゾディアーク 「ゴフッ…」
血を吐くゾディアークを支える。
でも…パニックになって、頭が真っ白になった。
ゾディアーク 「エクスデス…何で…泣いてるんだ…?」
私 「ご、ごめんなさい!私のせいで!ごめんなさい!ごめんなさい!」
謝ることしか出来ない。
ゾディアークは私の肌に触れる。
ゾディアーク 「良いんだ、お前を守れて嬉しいよ。だってお前は…たくさん私を救って
くれた。一緒に…笑ってくれて…一緒に…生きてくれて…」
私の前で、子供の様に嬉しそうに笑う。
まるで昔と同じような顔をして。
私 「ゾディアーク…?」
反応してはくれない。
ただただ時間だけが過ぎていく。
私 「ねぇ…ねぇってば!お願いだから起きてよ!何でもするから!お願い…
一緒に居てよ…私…一人ぼっちになりたくないよ…」
子供に戻ったように話してしまう。
何で…?
どうして、ゾディアークは幸せになっちゃいけないの?
もう私は…動く気力もなかった。
ゼロムス 「エクスデス!諦めるな!大丈夫だから!」
私 「…」
死にたい、消えたい。
それしか頭をよぎらない。
そうか、死ねば良いのか。
死んだら、ゾディアークに謝れる。
気付けばバハムートも血を流して倒れていた。
バハムートの剣は折れていなかった。
カオス 「エクスデス…?おい…何やって…!」
私 「ねぇカオス、死んだら、二人に逢えるよ。バハムートとゾディアークと また一緒に居られるよ?」
アルテマ 「な、何言ってるんですか…?」
私 「みんなで死んじゃえば良いよ。そうでしょ?ね、ゼロムス」
ゼロムス 「や、辞めて…来ないで!」
私はゼロムスを刺した。
大丈夫、一緒に私も逝くから。
ゼロムス 「どう…して…」バタッ
アルテマ 「ゼロムスさん…?いや…そんな…!」
カオス 「エクスデス!目ぇ覚ませ!元に戻れよ!!」
私はもう何を言われても響かなかった。
早くみんなで向こうに行きたい。
そうすれば痛い思いもしなくてよくなる。
だからアルテマも、カオスも突き刺した。
そして、やっと私の望みが叶う。
ずっとみんなと一緒に居ること。
誰にも邪魔されない。
私 「私も…逢いに逝くね、みんな、大好きだよ」
そして私自身にも刺した。
これで…みんなと…ずっと一緒。
女神 「…そんな…こんな…事…世界は…光で…溢れるはず…ま、待って…まだ…
消えたくない…辞めて…お願い…ブーニベルゼ…お願い…助け…」
この世界には希望も幸せもなかった。
失敗作の世界。
貴方は…この世界を…