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4 - 喧嘩

♥

115

2023年08月22日

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月里様からのリクエストを元に作った物語です。

リクエストありがとうございます!

では、本編へどうぞ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


樹side

俺はメンバーの京本大我と付き合ってる。今日は俺も大我も休みで家でまったり過ごそうと思ってた。

なのに、運悪く頭痛がやばい!マジでずっと頭痛てぇ。


大我「ねぇねぇ、じゅり〜」


そう言いながら甘えてくれる可愛い彼女の大我。でも、頭が痛すぎて素っ気なくしてしまう。


樹「何?」

大我「なんか怒ってる?俺なんかした?」

樹「別にそうじゃない」

大我「じゃあなんでそんなに冷たいの?いつもはもっと構ってくれるじゃん…」


寂しそうな顔をしてこっちを見る大我。大我に申し訳なくて胸が痛いけど、今は頭痛に耐えるので精一杯。


大我「ねぇ、何?なんかあるなら言ってよ」

樹「何も無いよ」

大我「嘘だ!ねぇー」


俺の腕を掴んで“ねぇねぇ”と引っ張る。俺は頭の痛さも相まってイライラして……


樹「だから何もねぇて言ってんだろ!」


声を上げてしまった。すると、


大我「もういい!樹なんて知らない!」


バタンッ


大粒の涙を流しながらそう叫んで出ていってしまった。俺、最低だ……。

急いで追いかけようと立つと視界が揺れた。




大我side

樹から出た声にびっくりして、出てきちゃった。

樹は何か考え事してただけかもしれない、なのにしつこくしちゃった。ちゃんと謝らなきゃ……。

少し外を歩いて頭を冷やしてから家に戻った。


ガチャ


リビングのドアを開けると目の前に倒れてる樹。


大我「樹!ねぇ!……熱っ」


身体に触れるとすぐに熱だとわかった。苦しそうに荒い息をしてる樹。とりあえずベッドに運んでおでこに熱さまシートを貼った。

樹「んんっ……たい、が」

大我「樹!大丈夫!?」


樹が目を覚ましたのは1時間後だった。


樹「ちょっとらくになった」

大我「良かったぁ」

樹「ごめんな、どなったうえに、めいわくかけて」

大我「ううん。僕の方こそごめんなさい。樹がしんどいのに気付かないでしつこくして…」

樹「なかなおりね、ニコッ」


優しく微笑んでくれる樹を見てると、自分の中で張り詰めてた糸が一気に解ける。


樹「ほら、なかないの。おいで」


熱でしんどい樹に甘えるのは申し訳ないけど、それ以上に今は抱きしめて欲しくて樹の胸に飛び込んだ。


大我「グスッ、グスッ」

樹「ヨシヨシッ」

大我「樹、一緒に寝てもいい?」

樹「ねつ、うつるよ?」

大我「いいもん。今日は樹と一緒がいい」

樹「ふはっ、かぁいい!いいよ」

大我「ありがとう!」


この後、ちゃんと樹の看病をして一緒に寝た。

朝起きた時には樹の熱は下がってて元気になってた。

これからは我慢しないでしんどい言って欲しいな。僕もちゃんと気付けるようになるから。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


いかがでしょう?

期待に応えれていれば幸いです。

また、リクエストをお待ちしております。

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