起きて荷物の再確認をし、寝ている間に来ていた連絡を返して、朝ごはんに目玉焼きを焼いていたら寝室のドアが開いた。
阿部ちゃんがパンツ1枚に部屋着のカーディガンだけ羽織って無言で出てきて、背中にくっつく。
🖤「おはよう。そんな格好で出てきちゃダメだよ」
💚「おはよ…今からシャワーするからいい」
目玉焼きの火を止めて腕に収め、おはようのキスをする。
🖤「よく寝られた?身体はどう」
💚「だいぶ戻った。夜は腰から下の感覚なかったけど」
じゃ、シャワー借りるねと阿部ちゃんは変わらない様子で浴室に向かっていったのに、その背中が妙に艶めかしく見えた。
💚「何で入ってくるの!?」
🖤「阿部ちゃんがエッチなのが悪いの」
💚「俺何もしてない!」
結果、気がついたら脱衣場に乱入していた。
驚く阿部ちゃんを顧みずに抱き寄せて齧りつくようなキスをしていたら背中をペチンと叩かれた。
🖤「いった」
💚「ダメだってば!やだ!」
🖤「えぇ……夜はあんなにやらしくおねだりしてくれたのに」
💚「それはそれ、これはこれ」
飛行機の時間は決まってるんだから、と小さい子どもに言い聞かせるように諭される。
時間があればして良かったのか、とか心の中で揚げ足を取りつつも大人しくキッチンに戻った。
その後はいつも通り朝ごはんを食べて、それぞれにマネージャーさんが迎えに来て、仕事に向かう。
💚「じゃあ、行ってらっしゃい。頑張ってね」
🖤「いっぱい連絡するから」
💚「うん、俺からも」
イチャイチャしてないで行きますよとマネージャーさん。
『今日どっちですか』と当たり前に確認するくらい俺の家に阿部ちゃんを迎えに来る事にも、目の前でイチャつくのを見せられるのにも慣れた様子だ。
朝が未遂に終わったから少し寂しいけど、帰ってきたらまた…なんて思っていたら阿部ちゃんからメッセージが来た。
💚『帰ってきたら、またしようね』
後部座席で喜びを噛み締めながら倒れ込み、マネージャーさんに『佐久間さんみたいなリアクションしますね』と驚かれた。
💚「やっぱり、しとけば良かったかなぁ」
『何がですか?』
💚「なんでもないよ。ふふっ」
終
コメント
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ちょっと!!! にやにやがおさまりません!隊長ッッ!
きゃ🫣🫣 朝からしてくれてよかったのに😏😏