更にその翌日、
「茉莉、分かったよ昨日のあの人!」
昼休み、他のクラスへ行っていた理子が戻ってくるなりそう口にする。
「え?本当に?」
理子の話に早速食いつくわたし。
「3年2組の秋庭(あきば)聖(ひじり)、19歳だって!」
「3年生だったのか……って、あれ?19歳?」
理子の話に少し気になる点に気づき、聞き返す。
「よく気が付いた!何か理由があって留年したらしいよ、だからあたしらより年齢は2つ上ね」
「へぇ~留年ね…。単位足りなかったのかしら」
「さあね?そこまでは情報入って来なかったわ」
「しかし理子の情報収集能力はハンパないわね」
「顔が広いからね~」
理子から教えて貰った情報に、わたしはとても興味津々だった。
嫌いな 筈(はず)のアイツ。
だけど、もっと知りたい。
そんな思いが交差する。
(1人で3年の教室に行くのは勇気がいるから、まずは…!)*************
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