コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
そして迎えた試合の日。僕の出る多くの競技は朝早くに終わってしまった。午後に一つだけ残っているが。
僕は友達と雑談をしつつ、アップをしていた。
すると、聞き覚えのある声がした。
彼女だ。
僕は驚きつつ、彼女の声がした方を見た。
彼女の声に似た人なのではないかと。
そう思った。
彼女がいた。
本物だ。似た誰かではない。
僕は嬉しかった。言葉では言い表せないほど。
彼女は男友達と来ていて、友達の出る競技を彼女は真剣に見ていて、がんばれー!と大きな声で応援していた。
そして、試合に来た陸上部のみんなの競技が終わり、皆で一緒に帰ることになった。
忘れられない日になった。
その後も彼女は夏休みの試合に顔を出すようになった。毎回の試合ではなかったけど、来てくれるだけで嬉しかったのだ。