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時間が流れるのは早い。
楽しく、苦しかった夏休みが終わり、二学期の始まり。彼女は副委員長をやろうか迷っていた
僕は委員長をやる予定だったので、彼女には副委員長をやって欲しかった。委員会の集まりの時でも彼女のことを見ていたかった。
自分が気持ち悪いことを考えているのは前々から自覚していた。だけど、彼女と共にいたかった。見つめていたかった。叶わなくとも。
僕は委員会決めで委員長になることが出来た。
彼女はどうなんだろう、と考えつつ家に帰ってから連絡すると、彼女は体育委員をしたらしい。親友に譲ったのだとか、
僕は少し悲しかった。だけど、仕方がないと言い聞かせた。
そんな僕の考えとは裏腹に、思わぬ形で彼女を見ることができた。
彼女は親友の委員会の集会が終わるまで待っているのだ。例え集会が十七時に終わろうと、必ず。
彼女は約束を守るいい子なのだ。
集会が終わったあと、親友と彼女はすぐさま帰ってしまう。けど、一目見れるだけでも幸せなのだ。