魔理沙「霊夢お姉ちゃんの妹なんかなりたくなかった！！」

魔理沙「ぁ…」

言っちゃった

喧嘩した弾みでポロッと出てしまった

本音

霊夢「…そっ、か」

霊夢は

すごく悲しそうな顔をして

部屋を出て行った

---

魔理沙「クソｯ…

何で言っちゃったんだ？

耐えればいいだけだったのに」

____回想

レイマリ母「何で魔理沙は…」

レイマリ父「本当に妹なのか?」

レイマリ母「テストの点数は悪いし

運動も出来ない」

レイマリ父「細かい作業は苦手だし

要領も悪い」

魔理沙「…」

レイマリ母「どうして生まれてきたの？」

魔理沙「私だってｯ！！」

魔理沙「霊夢お姉ちゃんの妹なんかなりたくなかった！！」

____

____そして今に至る

魔理沙「馬鹿だ…

うぐｯ…ﾋｯｸ…」

込み上げてくる涙と怒りで

複雑な心情

魔理沙「ごめんって言えればいいのにな…」

ｶﾞﾁｬ

霊夢「…魔理沙」

魔理沙「あ…えっと…」

霊夢「ごめんなさい」

魔理沙「ｯ…

お姉ちゃんが謝ることじゃない…から」

霊夢「私…ずっと魔理沙の近くにいたのに

魔理沙がお父さんとお母さんに酷いこと言われてるのに気が付かなかった…」

霊夢「ごめんなさい…」

魔理沙「う…あぁぁ”ｯ…」

久しぶりに思いきり泣いた

目が腫れるまでないて

少し落ち着いてきた

霊夢「ねぇ、魔理沙」

魔理沙「ｸﾞｽｯ…何…？」

霊夢「この家、出よう」

魔理沙「ぇ…？」

霊夢「…大丈夫、お姉ちゃんがバイトするから！」

魔理沙「でも…」

霊夢「…魔理沙がこれ以上傷ついてほしくない」

魔理沙「…」

霊夢「だから…ね？」

魔理沙「…絶対見捨てないでね？」

霊夢「！

えぇ、もちろんよ　（ﾆｯ）」

魔理沙「…ありがと」

霊夢「ふふっ…仲直り、ね」

魔理沙「…そうだな」

---

魔理沙「姉ちゃん！！

弁当忘れてる！」

霊夢「んぇ！？

ありがと！！」

魔理沙「まったく…」

霊夢「ありがと〜」

魔理沙「ふぅ…」

霊夢「ね、今日は魔理沙も一緒に学校行こうよ」

魔理沙「…まぁいいけど//」

霊夢「やった〜！」

家を出てから

霊夢はプレッシャーがなくなり

お姉さんらしさ…というのがなくなった

まぁでも

“幸せ“なら…これも良いんじゃない？

そう思いながら

今、私はちょっとぬけてる姉ちゃんの隣に

立っている